世界的な福音伝道者として著名なビリー・グラハム師が18日、腸内出血のため、自宅から近い米ノースカロライナ州のアシュビルにある病院に入院した。グラハム師のスポークスマンであるラリー・ロス氏はAP通信に対し、「出血は続いていない。出血し始めて直ぐに止まった」と伝えている。
グラハム師は現在88歳で、ロス氏によれば95年のカナダ・トロントでのクルセードの際にも、同じく腸内出血をした経験があるという。担当医によると、病状は命に関わるようなものではないという。
グラハム師は米第33代大統領のトールマン大統領以来、米国の歴代大統領と様々な交流があり、大統領就任式の際の祈祷を度々担当している。これまで、185ヶ国以上で米国大統領11人を含む2億人以上の前でメッセージを伝えてきた。
一方、同師の妻ルツ氏は6月14日、肺炎を患い87歳で亡くなったばかり。同州シャーロットにある最近開館したばかりのビリー・グラハム図書館内の祈祷園内に安置されている。