日本同盟基督教団(東京都渋谷区=中谷美津雄理事長)が主催する世界宣教大会が14日、横浜市中区の神奈川県民ホールで始まる。大会テーマは、「Mission Vision Passion」。今年は、04年の同教団青年宣教大会でメインゲストとして招かれた韓国・地球村教会主任牧師の李東元(イ・ドンウォン)師を講師として招く。大会は16日まで続き、全国各地から約1000人の参加を予定している。
大会では、李師がメッセージを伝える全体集会のほか、16グループに分かれて行うワークショップ、国内外の宣教報告を行い、同時にカフェを開き交わりのひと時を持つ「宣教ブース&カフェ」、壮年婦人大会、青年大会、伝道懇談会 in Yokohama、子ども集会など様々なプログラムを予定している。また、3日目の全体集会では、同教団の中谷理事長(生駒めぐみ教会牧師)が、「日本と世界のための祈り」と題してメッセージを伝える。
今年は音楽ゲストとして、北海道を中心にクワイアの指導などを行い、ソウルフルな歌声で注目を集め、新聞や雑誌、テレビでも取り上げられるKIKIさんと、全盲のゴスペルシンガーとして著名な大和田広美が参加する。大和田さんは14日夜の全体集会で、KIKIさんは15日夜の全体集会で賛美する。
15日午前に予定されているワークショップは、国外、国内、音楽、ダンス、青年、キャンプなど様々な宣教テーマで行われる。国外宣教では、台湾、タイ、北朝鮮、中国、カナダ先住民などのグループがあり、国内宣教では、個人伝道、路傍伝道、高齢者伝道などが用意されている。ダンス宣教では、ハワイの伝統ダンス「フラ」で賛美する「ゴスペル・フラ」などユニークなグループもある。
世界宣教大会は、同教団の国外宣教委員会の母体である国外宣教部が発足したことを記念し、1964年に始まった。99年の箱根での大会から、国内伝道部を含め、現在の形で開催されている。