米カリフォルニア州で開催された大衆伝道大会ハーベスト・クルセードは、8月3日から5日の3日間でのべ10万2000人を動員したことがわかった。米紙クリスチャンポストによると、インターネット中継による視聴者は3万3000人に上った。大会期間中、約9500人がイエス・キリストを信じる信仰の決心をした。
同大会は、ハーベスト・クリスチャン・フェローシップ教会(米カリフォルニア州リバーサイド)のグレッグ・ローリー牧師が代表を務める宣教団体、ハーベスト・クルセードが主催するもの。福音主義に根ざした聖書のメッセージを18年間、全米各地、世界各国に宣べ伝えてきた。
4日夜の集会でローリー師は、「私はイエス様を信じます」と言うだけにとどまらず、イエスが「人生を一変させて私に立ち返りなさい」と仰る言葉に従うべきだと強調した。
ローリー師は、「罪人であることを受け入れなければならない」という考えに多くの人は身がすくんでしまい、自分が都合よく解釈した救いを求めてしまう、と指摘。「みな、自分が良い人生を生きており、神様が天国に入れてくださると思いたいはずです。善行によってその道が開かれるとしましょう。天国に入るのに十分なくらいあなたは善い行いをしてきたと考えていますか」―ローリー師は単刀直入に、「たった一つの罪を犯しただけで、もうあなたは天国に入れなくなる」と述べ、聖書には「善行によって救われることはできない」とあり、すべての人が「神よ。私は罪びとです」と告白せねばならないと説いた。
最近のライフウェイ調査によると、米国の若者の多くがどのようして天国に行くかについての悩みを持っており、イエス・キリストが天国にいたる唯一の道であると信じる若者の割合は、たったの28パーセントであることが明らかになった。27パーセントが他人に親切にすること、26パーセントが、自身の信心深さが天国にいたる手段であると考えているという。
「永遠の命を得るためには生まれ変わらなければならない」とローリー師は強調した。「基本的に、生まれ変わることなくしてクリスチャンになることはない。生まれ変わることは変化を象徴している」―ローリー師は「主に信頼しなさい」と訴えた。