北朝鮮当局は85歳になる米退役軍人メリル・ニューマン氏を解放したことを明らかにした。8日、米クリスチャンポスト(CP)が報じた。
ニューマン氏は一週間以上の間平壌において陰謀を企てたとの疑いで逮捕、収監されていた。
一方米キリスト教宣教師で同じく北朝鮮収容所に収監されているケネス・ぺさんは未だ解放されていない。
7日、釈放され米サンフランシスコ空港に到着したニューマン氏は記者らに対し「故郷に帰れてうれしい。疲れてはいるが家族に会う準備ができている」と伝えた。
ニューマン氏は平壌のスイスおよび米国大使館に対し釈放を支援してくれたことに感謝の意を表した。
米国務省広報官のマリエ・ハーフ氏は「北朝鮮政府が釈放を決断したことを歓迎する」と声明文を発表した。
先月米政府は北朝鮮に抑留されているニューマン氏およびぺさんをの解放を北朝鮮に訴えていた。
米国家安全保障会議広報官のケイトリン・ヘイデン氏は「ケネス・ぺさんは1年以上北朝鮮に抑留されており、北朝鮮政府に対し直ちに解放するように呼びかけています」と伝えている。