今年6月に来日したレイモンド・ムーイ師の活動拠点であるマレーシア・クアラルンプールと、東南アジアのリバイバルの拠点として最近注目を集めているシンガポールを訪問、視察するツアーが7月26〜31日の6日間、開催された。ツアー・リーダーは、ムーイ師の著書「信仰を働かせよ!」(ウィズダム出版)を翻訳した万代栄嗣牧師。信仰者の信仰によって建てられ、イエス・キリストの福音の力によって急成長を遂げている教会を巡って万代師は、「日本の教会が福音を語り、成長していく、福音そのものに力があることを体験していくことが大切。福音を語ることに力がある、それをもう一度確認した」と感想を語った。
一団は、クアラルンプール市内を巡り、ムーイ師の運営する神学校「スクール・オブ・アクツ」の授業や伝道団体「アクツ・グローバル・ネットワーキング」の本部を見学。また、シンガポール市内で急成長を遂げているシティ・ハーベスト・チャーチ(コン・ヒー牧師)、ニュー・クリエーション・チャーチ“ザ・ロック”(プリンス牧師)の礼拝を視察した。
ムーイ師は信仰によって今年、近々完成予定のモノレールの駅正面、周辺に超高層マンション、巨大ショッピングモールが次々と立てられている好条件の物件を新しい礼拝堂と神学校の校舎として購入。建物内には150台収容の駐車場が完備されている。一団は、年内をめどに改装工事を進めている同建物を視察し、その立地条件のよさと規模の大きさに驚いていた。
コン・ヒー師が牧会するシティ・ハーベスト・チャーチは、近年の教会の急成長で以前の礼拝堂があまりにも狭くなり、現在8000人収容の会場で2回に分けて主日礼拝を行っている。
万代師は、「福音が語られているところには、本当にキリストの福音の力があり、人々がつくりかえられている」と現地の教会に働く聖霊の働きを証しし、「御言葉が語られ、人々が変えられ、教会が成長していく、教会のあるべき姿を現実のものにしていきたい」と宣教への思いを新たにしていた。