東京・淀橋教会が主催する毎年恒例の夏の大伝道集会「サマー・イブニング・クルセード(ラブ・ソナタ・サマーフェスティバル)」が29日から、同教会「アガペーの泉」特設会場で行われる。今年は、現在日本各地で大規模宣教運動「ラブソナタ」を展開している韓国オンヌリ教会が、スタッフ数十名を派遣して集会をバックアップする。集会初日の開会礼拝ではオンヌリ教会主任牧師の河用祚(ハ・ヨンジョ)師が特別説教を行う予定だ。日韓を代表する両教会が、「日本人の救霊」というたった一つの目的のために手を結んだ新しい教会協力の動きが、いま大きな盛り上がりを見せている。
昨年は、8日間の連夜の集会で延べ1000人を動員、決心者は105人に上った。一教会が行う伝道集会としては圧巻だ。今年はオンヌリ教会からのスタッフの動員、また韓流ミュージシャンの参加によるプログラムの充実で、更に大きな実りが期待される。
オンヌリ教会は今年、日本に大リバイバルが訪れることを願い、現在全国6都市を巡る大規模伝道集会「ラブソナタ」を開催中だ。大会にかかる費用はすべてオンヌリ教会が負担している。さらに淀橋教会では今年6月から、オンヌリ教会スタッフの全面支援で行う文化伝道集会「フライデー・ラブソナタ」を月1回のペースで開催。同教会のになう日本宣教への犠牲は測り知れない。
今月24日にさいたまスーパーアリーナで開かれた「ラブソナタ東京大会」の説教でハ師は、日本に注がれた神の測り知れない愛を聖霊によって示されたとき、居ても立ってもいられなかったと、今回の日本宣教の動機を明かした。また、両国の関係を考えるときに、決して避けることのできない日本の戦争責任についてハ師は、一切日本を責めることなく、逆に、日本に少なからず悪い感情を抱いていた自身の思いを会衆の前で赤裸々に告白し、ステージ上から日本人に心から謝罪した。これまでに6度のガンの手術を行い、現在週に3回の透析を必要とする同師が、韓国を離れて日本の6都市で集会を行い、その全会場で説教を担当するとの決断に至るまでに、日本に対するどれだけの愛と勇気が必要であっただろうか。ほかでもない、主に熱心にささげた祈りの中で「聖霊が力を与えた」と、同師は力強く証しした。
一方、淀橋教会主管牧師の峯野師も、日本のリバイバルへ向けた熱い思いは負けていない。09年のプロテスタント宣教150周年に向け、今年を「日本の歴史が変わる転換の年としたい」と、大正、昭和の2度のリバイバルに次ぐ「平成の大リバイバル」実現に心を燃やしている。
「サマー・イブニング・クルセード」の今年の総テーマは「神からのラブレター」。峯野師が、8夜にわたって神の愛のメッセージを語る。