日本の7800教会が一層魅力的な礼拝をささげられるよう協力する目的で、ゴスペル音楽院(学長:佐佐木ジョシュア、東京都台東区)のミニストリーとして活動するワーシップ・ジャパンが、17日から24日まで西日本を中心に6つの教会を巡り、「ライブツアー2007」を開催した。ツアー終了後の26日、同院で行われた賛美奉仕者養成塾の授業内ではツアーの報告を兼ねた演奏があり、明るく元気な賛美の溢れる礼拝の様子が再現された。
ツアーは、ゴスペル音楽院の前身である日本宣教音楽学校(JMMS)が創立された02年から毎年行われており、今回で11回目。これまで、北海道を除く全国の各地域を回ってきた。今年は、スタッフも含め同院の本科生を中心としたメンバー20人が参加。約1週間のツアーでは毎日午前は移動、午後は礼拝という過密な日程ながら、合計8度の礼拝をささげた。
26日の授業では、ツアーに参加した本科生10人が出演し、「Sing」「揺るがない愛(Forever)」など5曲を歌った。参加した4人がツアーでの感想を語り、初めは「見せることを第一に考えてしまって、ミスをしてはいけない」などと考えていたが、途中から一人ひとりの考えが砕かれ、「本当に礼拝をささげるということはこういうことなのだなって(思った)」、「神様に向かって賛美をする大切さ、そのときに与えられる喜び、みんながお祈りをして心を一つにして神様に向かって賛美をささげる素晴らしさをだんだん噛み締めていけた」などと証をした。
今回のツアーで訪れた教会は、日進ベタニア純福音教会(愛知)、神戸キリスト栄光教会(兵庫)、広島キリスト教会(広島)、山口福音教会(山口)、日本基督教団萩教会(山口)、大阪救霊会館(大阪)。最後の礼拝となった大阪救霊館では約200人が参加。他の会場でもほとんどが満席となった。
佐佐木学長によると、同ツアーの初期は伝道型のツアーであったが、「あくまで教会の礼拝が魅力的なものにならなければ、伝道は進まない」という考えのもと、04年以降徐々にツアーの中心を礼拝に置くようになり、今回は特に礼拝に焦点を当てたツアーを企画した。また、各会場ではワーシップ・ジャパンが今年から始めた金曜礼拝のCDなども販売し、飛ぶように売れたという。
「礼拝の変革を求めている教会が多い。しかし、実際にどのように変革しているのか、どのようなことをしなければいけないのか、ということをなかなか近くで見ることができない」と佐佐木学長。日本の各教会でもっと素晴らしい礼拝がささげるために、「年間50の教会を回りたい」と言う。また、現在は販売している金曜礼拝などのCDを「3〜5万枚程度を志のある教会に無料で配りたい」と希望を語った。