朝鮮中央通信によると、同行事を前に日本からも社民党元参議院議員で「朝鮮女性と連帯する日本婦人連絡会」代表の清水澄子氏、真言宗最福時の池田恵観法主、およびデヴィ・スカルノ元インドネシア大統領婦人らが10日に平壌市を訪れたという。その他100周年記念行事に招待された日本人は、元国会議員や国際関係研究者など100人ほどいるという。
中央日報では北朝鮮が12日から16日に長距離ミサイルの発射を予告しており、11日にはミサイルに燃料を注入したことを報じた。日本含む北朝鮮周辺国は長距離ミサイル発射に控え警戒態勢を高めている。
2012年ワールド・ウォッチ・リストでオープン・ドアーズは北朝鮮を世界一のキリスト教迫害国に位置付けた。北朝鮮には民間人が教会を建てることは法的に許可されておらず、さらに家庭教会での礼拝も許可されていない状態にある。ただ聖書を保持しているだけで死刑に処せられる。キリスト教徒は北朝鮮国内で「西側諸国のスパイ」であると見なされている。さらに北朝鮮から脱国を試みた国民は収容所送りとされる他、脱国を試みた者の子孫も共に収容所での生活を余儀なくされる。
オープン・ドアーズのプレスリリースによると、北朝鮮当局は国民に対し「15日に大々的な記念祝典を行う予定であり、「北朝鮮国民に『太陽の日』として知られる4月15日に北朝鮮平壌市および他の都市で祝典が開催されます。色とりどりの活力あるパフォーマンスがなされるでしょう。世界中さまざまな都市で同様に祝典がなされる予定です。太陽の日に平壌市にいることができるのは、他に比類することのできない素晴らしい経験となるでしょう」と伝えているという。
米オープン・ドアーズCEOのカール・モエラー博士は15日の記念祝典の影響について、「北朝鮮国民は北朝鮮国家指導者らを崇拝するのを余儀なくされています。金日成、金正日、そして金正恩氏を神々のように崇拝させています。北朝鮮では20万人から40万人程の地下教会で礼拝するキリスト教徒が存在していると見積もられています。一部の人々は収容所送りにされています。5万人から7万人ほどの北朝鮮キリスト教徒が劣悪な収容所の環境下で暮らしています。また多くの北朝鮮国民は長期的な栄養失調状態、失業状態が続いています。北朝鮮に住むキリスト教徒は『太陽の日』に本当の息子であるイエス・キリストを心の内で祝っていることでしょう。どうか彼らのために今週末に祈りと断食を捧げていただければと思います」と述べた。
オープン・ドアーズでは同ホームページからサインインを行い、同日1時間ごとに更新されるツイートや、今週末の祈祷題目についてPDFファイルに目を通し、これらの資料を広めることで、より多くの人々に広めて北朝鮮の迫害下にある人々のために世界中の人々が祈ることを呼び掛けている。
※Pray for Korea オープン・ドアーズホームページはこちら
※米オープン・ドアーズによる祈祷ガイド資料(英語)→
2012 pray for north korea
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