キリスト教映画『Apostle Peter and The Last Supper(使徒ペテロと最後の晩餐)』が2月21日、米国で公開される。また、DVDやブルーレイも発売される。
かつて平凡な漁師だったシモンは、彼の生涯を変えることになるイエスという人物と出会う。親しい友人となりすぐにイエスの弟子となった純粋な漁師は、大胆なリーダーとしてイエス・キリスト運動の中に自分自身を見つける。
一方、時は流れて古代ローマのマメルティヌスの牢獄に入れられた老境の使徒ペテロは、イエスとの最初の出会いから、キリストの告白、否認、復活と昇天まで、イエスの生涯を語る。
同映画は、ペテロの人生観に魅了された一人の看守の視点で展開する。彼は福音を聞き、その道に従うことを決意し、クリスチャンに敵意をもつ社会の中で苦闘する。
懐疑的な看守マメルティニアヌスは、ローマ帝国に対する暴動のかどで投獄された使徒と出会う。ローマ人看守たちは、自由な人生や安らかな死を宣べ伝えるクリスチャンたちを警戒し、陰謀を企てる。
マメルティニアヌスは、論争上の人物であるイエスを実際に知っていたペテロを見つけ、自身の人生の苦しみや考えの方向性と非常にかけ離れているその信仰について質問を投げ掛ける。
ペテロのキリストに対する信仰や希望に当惑したマメルティニアヌスは、もし自分の信念を変えさせることができたら解放してやるとペテロに賭けをもち掛ける。しかし、驚くべきことにペテロは「私は既に自由なのだ」と主張する。
「足かせをされているのにか」と尋ねるマメルティニアヌスにペテロは言う。「マメルティニアヌス。君が足かせをされているのだ。私ではなく」
同映画では、使徒ペテロを「スカーフェイス」や「インデペンデンス・デイ」「スーパー・タッチダウン」などの人気映画に出演したことで知られる82歳のロバート・ロジアが演じている。