日本国際飢餓対策機構(大阪府八尾市)は30日公式ウェブサイト上で、新潟県中越地震被災地の復興支援を行うボランティアチームを派遣することを発表した。韓国国際飢餓対策機構からもボランティアが派遣され、日韓合同のチームで12月1日から11日まで、小千谷市、川口町、十日町を中心に活動する予定だ。
発表によると、ボランティアは主に被災住宅の修繕や補強などを行う。チームには建築業者が数人含まれており、20人程度になるとのこと。滞在中は現地に宿泊して活動を展開する。
被災地は国内有数の豪雪地帯。新潟地方気象台によると、最も多い1、2月の積雪量の平年値は、十日町市で212センチで、平野部の長岡市でも103センチにもなる。雪が降り始めると工事が難しくなるため、国や県が「少しでも多くの被災者が自宅で正月を迎えられるよう、急いで改修できる態勢を整えてほしい」と要請していた。山古志村以外の被災自治体では、仮設住宅入居者らの被災家屋の除雪は被災者自身に委ねるケースがほとんど。復興作業と重なるため、ボランティアの協力がさらに必要となりそうだ。