昨年12月7日全米で公開された「ナルニア国物語」は「ハリーポッターと炎のゴブレット」を抜いてオープニングNO1ヒットを記録した。またイギリス、ドイツ、フランス、オーストラリア、メキシコ、ニュージーランドなど世界67カ国においても空前の大ヒットを記録している。これを受けてナルニア国物語続編製作が既に米国で取り組まれている。
ウォールデン・メディア社CEOのキャリー・グラナト氏によると、ナルニア国物語第二巻『カスピアン王子のつのぶえ』の台本は既に仕上がっており、数週間のうちに続編のディレクターを指名する予定でいるという。また来年10月から12月あたりまでに作品が公開できるように計画しているという(Variety.com)。
アンドリュー・アダムソン監督によると『カスピアン王子のつのぶえ』は続編として最初に選択したものであるという。この『カスピアン王子のつのぶえ』はナルニア国物語全巻のうちで唯一四人のペベンシー家の兄妹すべてを登場人物に含んでいる。
またアダムソン監督は「今私たちが続編を製作しなければ、主役の子供たちが成長してしまって抜擢できなくなってしまうので二度と続編が製作できなくなってしまう。続編公開は一年後を目指している、そのくらいの期間なら子供たちの成長度合いも少し年をとるだけで済むだろう。原作全7巻のすべてを製作することができれは本当にうれしい。」と話したという(ContactMusic.com)。
一方でこのライオン、魔女、洋服ダンスが印象的なナルニア国物語は公開4週目で全米でなおトップのチケット売り上げ高を記録している。ハリウッド記者によると、先週末でナルニアによる収益は12月の映画公開以来519億ドルにまで上ったという。
日本では今年3月4日に「ナルニア国物語第一章−ライオンと魔女」が全国公開される予定である。
*ナルニア国物語−ナルニア国物語は原作者C.S.ルイスが遺した20世紀最高のイマジネーションと言われるが、これまで絶対に映像化不可であるといわれてきた。しかし、21世紀のテクノロジーの進歩によって前人未到のプロジェクトを可能にし『誰もが見たかったが今まで誰も見たことのない世界』を映像化させたものである。原作「ナルニア国物語」は全7巻に及ぶ壮大なファンタジー・シリーズであり、神秘の国『ナルニア』を舞台に2555年にも及ぶスケールで物語が繰り広げられていくクロニクル(年代記)。その内容はすべてのアダムの息子、イブの娘たちに送る荘厳なる"善と悪"の対決で観る者を『想像を超えた感動』へと導いていくという。(「ナルニア国物語 第1章ライオンと魔女」オフィシャルサイトhttp://www.disney.co.jp/movies/narnia/global/ より)