東京・淀橋教会を56年の長きにわたって牧会した第4代牧師、小原十三司牧師に見た信仰を今に受け継ごうと28日、「小原十三司記念聖会」が同教会小原記念チャペルで開かれた。今年で35回目となる。
聖会は午後2時から始まり、同教会の信徒や生前の小原師にゆかりのある人々約80人が参加した。
同教会主管牧師の峯野龍弘師が「小原十三司に見たホーリネス」と題して記念講演した。
峯野師はホーリネスについて、ルカ10章にある善いサマリア人のように「自分がどんな自己犠牲を負ってでも、赤の他人のためにさえあえて自己犠牲を甘受する、ここにホーリネスを見ることができる。ホーリネスとはイエス様のごとく生きること、実践なのです」と語った。
峯野師は、ペトロの手紙一1:15〜16で使徒が語る「聖め(きよめ)」を生涯求め続けた小原師の中に、「人間性と生活の中に日常化された見えるホーリネス」があったと証した。
最後に峯野師は、主張や人に「見せる」行いだけを聖く演じるのではなく、キリストの光にならい、人格や生き様からその輝きがにじみ出る「世の光」となってほしいと会衆に呼び掛けた。
午前10時半から同教会で行われた記念礼拝では、生前の小原師と交流の深かった、韓国キャンパス・クルセード・フォー・クライスト(CCC)創始者でアジアCCC総裁の金俊坤(キム・ジュンゴン)師が来日説教した。