「日曜日の楽しみは他にもたくさんあるのに、なぜ教会を選ばなければならないの?」
教会には何があって、どのような人に来てもらいたいのか。どのような教会にしたいのか。どのような牧師がいて、どのような人たちが集まっているのかが、地域の人に伝わっているでしょうか。「どうしてもあなたに来てもらいたい」という熱い気持ちが相手に伝わるとき、数ある日曜日の過ごし方の中から、「教会に行ってみよう」という気持ちが起こされます。
特に、牧師が教会と伝道に託している思いを伝えることが大切です。どのような幼少期を過ごし、どのように牧師としての召命を受けたのでしょうか。この地で、どのような苦労があり、どのような恵みを感じたのでしょうか。教会に来て何を感じてほしいのでしょうか。
来会者に感じてほしい教会の「思い」を日ごろから教会内で共有していることが大切です。牧師と信徒がその「思い」を共に祈り、証しを語り、奉仕することが大事です。そうした祈りに満たされた教会には、人が集まるようになります。
また、人は見知らぬ人を信じることに不安を感じますが、多数の人や社会的地位の高い人の意見があれば、そうした不安を解消してあげられます。そこで、他教会の牧師や大学教授、著名人からの推薦、教会員の声など、「あなたの教会が素晴らしいところである証拠」を人々に示す必要があります。
このような点を理解しながら、トラクト配布、新来者との交わり、フォローアップレターなどに生かしましょう。特に、こうした連絡は、迷惑でない限り、初めて教会に来られた方に電話やはがき、メールで3度は差し上げたいところです。
教会で語り合ったことをこちらから話すことによって、教会のことを思い出していただけます。また、皆がその方の再来を心待ちにしていることを感じていただけるでしょう。
人々との良好な関係作りを心がけ、地域社会にとって教会が存在する意義を確かめながら祈り、試行錯誤していくことが何よりも大切です。