【クアラルンプール=ENI・CJC】アジア・キリスト教協議会(CCA)第13回総会が4月14〜21日、マレーシアの首都クアラルンプールで開催された。「預言、和解、癒しへ召されて」をテーマに開かれた総会にはアジアの教会指導者や来賓380人以上が参加した。
プラワテ・キダルン総幹事は今回総会のテーマを、「政治・経済、民族、性、宗教、信仰、文化伝統などをめぐる根の深い違いが運命共同体を形成するのを妨げている」ことを意識して決めた、と語った。このテーマが、アジアの人たちの「正義、平和、持続可能な社会を求める叫び」について総会議員たちが語ることへの助けになるよう期待し祈る、と言う。
同協議会はアジア各国100教派、各地域の16教会協議会で構成されている。総会では討議のほか、聖書研究、礼拝、証し、講演なども行われる。
マレーシアが今回総会の会場に選ばれたことに、同国教会協議会のトーマス・フィリップス牧師とヘルマン・シャストリ牧師は「マレーシアはアジアのミクロコスモス(小宇宙)だから」と共同声明で述べている。マレーシアの歴史はアジアの偉大な文明・文化の影響を受けている。
またマレーシアが「西と東アジアの出会う所」であったとし、またマレーシアが「本当にアジア」であることを示す文化的宗教的遺産が豊かにあることを両氏は挙げている。