【CJC=東京】4月のイタリア中部地震の震源に近く壊滅的な被害を受けたオンナ村で8月11日、崩壊した聖ピエトロ=アポストロ教会のがれき除去作業中に15世紀のフレスコ画が発見された。近郊ラクイラの文化財保護当局が12日、発表した。
フレスコ画は修復作業のため崩れた壁を撤去していた際、彩色された部分が見つかった。調査の結果、石こう壁の下に4平方メートル以上にもなる大きなフレスコ画が隠れていたことがわかった、とAFP通信が報じている。
イエス・キリストの上に聖母マリアを配置し、周りを天使たちが舞って2人の血を集めているという構図・図柄ともに珍しいもので、専門家らは強い関心を寄せている、という。