今年1月に実施された第11回精神保健福祉士国家試験で、ルーテル学院大学(東京都三鷹市、市川一宏学長)は新卒者合格率で都内の大学1位の92・9%(全国平均61・7%)を達成。同月行われた第21回社会福祉士国家試験では、新卒者合格率で54・1%(全国平均29・1%)と都内の私立大学で6位だった。
精神保健福祉士試験では新卒者14人と既卒者4人が受験し、新卒者13人が合格した。社会福祉士試験では同大の新卒者61人と既卒者74が受験し、新卒者33人を含む57人が合格。定員数が少ないにもかかわらず、新卒合格者数で全国199校中53位と健闘した。
同大は1909(明治42)年に熊本市で開校し、25年に東京・中野区鷺宮へ、69年に現在の三鷹キャンパスに移転した。76年、神学部神学科に「キリスト教社会福祉コース」を設立以来、福祉教育の充実に努めてきた。同大社会福祉学科の定員に対する現役合格率は、毎年全国でトップクラスを誇る。精神保健福祉士試験では第1回から合格者を出している数少ない大学の一つ。