夫を亡くして未亡人となったルツは、しゅうとのナオミと共にベツレヘムへ行きました。ルツは日ごとの糧を得るため、必要に迫られて落穂拾いに出かけました。私たちも「日ごとの糧を今日も与えたまえ」と祈りながら、働きに出かけましょう。
しかし聖書は「肉の糧であるパンだけでは生きられない。神の口から出る一つ一つの言葉が必要である」と語ります。ルツが一つ一つの落穂を拾ったように、聖書を開いて読み、黙想して、神の言葉の落穂を拾い集めて霊の糧としましょう。
落穂を拾うためには、腰を曲げ、膝をかがめなくてはいけません。同じように、神と聖書に対して謙遜な心を持ちましょう。水が低い方向に向かって流れるように、神の恵みはへりくだった者に注がれます。
また、ぼーっとしていたら落穂を見落としてしまいます。しっかり目を開いて、落穂を拾わなくてはいけません。同じように、ぼーっと聖書を開き、ぼーっと説教を聞くのではなく、心を開いて真剣に神の言葉を求めましょう。
霊の糧を得、心が養われたら、立ち上がって、与えられた仕事、使命、働きの実を得るために出かけて行きましょう。
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