【CJC=東京】イスラエルは1月18日午前2時から、イスラム原理主義組織ハマスが実効支配するパレスチナ自治区ガザに対する攻撃を一方的に停止した。侵攻した地上軍はしばらく駐留を継続する。
12月27日からの空爆から始まった大規模攻撃が3週間ぶりに停止した。パレスチナ人の死者は1200人を超えた。
ハマス幹部は17日、中東の衛星テレビに軍が撤退しない限り攻撃を続けると表明しており、今後の対応が焦点になる。
イスラエルのエフード・オルメルト首相は17日の国民向けテレビ演説で、大規模攻撃でハマスのメンバー多数を殺害し密輸ルートを破壊するなど深刻な打撃を与えたとして一方的攻撃停止を発表した。首相は、攻撃停止後にハマスが攻撃をやめなかった場合は「われわれの市民を守るために行動を続ける」と述べ、攻撃を再開する考えを示した。