【CJC=東京】サンタクロースに願いを込めた手紙の宛て先はどこか、フィンランドだとかメディアで良く取り上げられる話題だが、神様宛ての手紙が届くというニュースがエルサレムから伝わった。
ENI通信によると、神に一番近い所とおもわれているためか、住所をエルサレムとするものが多いが、ただ宛て先を「神」とだけしてあるものも届く、とエルサレム郵便局は言う。
いつから始まったものなのか明確ではないが、イスラエル郵便のアヴィ・ホフマン局長は責任の重さを感じている。年間で2000通近くの手紙は当然「不達」扱いになるが、当局は、ヘロデ王が改築した第二神殿跡とされる「嘆きの壁」(西壁)の石の間に差し込むことにしている。神が直接答えられるという古来からの伝承のある所だ。
キリスト教のクリスマス、ユダヤ教のハヌカが近づき、今年はイスラム教の祭典イード・アル=アドハーが12月8日だったので、「不達箱」から手紙が取り出されたのは9日。
面白いのはサンタクロース宛ての手紙も届くこと。神がどう答えられるのか、は分からない。