教会で行われるミニストリーには明確な目的があり、奉仕者一人一人が「何のために、この奉仕を行っているのか?」をハッキリと認識してミニストリーに関わっていくことが重要です。そして、その目的を果たすためには、具体的な目標を設定する必要があります。
ミニストリーの目的を果たしていくために、5年後にはどのような状態になっていなくてはならないでしょうか?4年後はどうでしょうか?3年後、2年後、1年後のミニストリーの状態はどうでしょう?半年後や3カ月後もイメージしてみてください。その時々のあるべき姿を具体的かつ明確にイメージして目標を設定してほしいのです。主が私たちに与えてくださっている想像力を発揮しなくてはなりません。
5年後の伝道集会に千人を集めるとするならば、4年後の伝道集会には集める人数の目標はどのようになるでしょうか?3年後、2年後、1年後の伝道集会の人数や会場はどのように目標設定しますか?これは、机上の空論ではなく、信仰をもって達成可能で具体的な目標を設定しなくてはならないのです。数年後の大きな目標に照準を合わすことによって、そこに到達するまでのマイルストーンとしての小さな目標が、より鮮明で具体的になってきます。
未来の目標を設定することは、漠然と夢を見ているのとは違い、ものすごく知力と労力が必要です。未来について漠然と考えることは簡単です。しかし、将来あるべき姿を「すでに得たり」と、信仰を働かせながらイメージして目標設定をすることは、とてもチャレンジングなことなのです。目標をより具体的に設定するということは、時間もかかる大仕事なのです。
私たちは走り出す前に、まずゴール(目標)を知らなくてはなりません。ゴール(目標)地点までの距離やアップダウンによって、走るペースや水分や栄養の補給の仕方が変わるからです。マラソンを走るときと100メートルを走るときではスピード、使う筋肉、呼吸法などいろいろなことが違うのです。
私たちは、関わるミニストリーの短期、中期、長期のゴール(目標)がどこにあるかを明確に認識して、シッカリとそのゴール(目標)を見据えてミニストリーを始めなくてはなりません。一つ一つのゴールテープを確実に切っていくことが、ミニストリーの成功につながるのです。
心配することは何もありません。結果は「すでに得たり」という信仰の通りになるのです。信仰を働かせて設定した目標(ゴール)向かって、聖霊充満のパワー全開で前進してまいりましょう。
だからあなたがたに言うのです。祈って求めるものは何でも、すでに受けたと信じなさい。そうすれば、そのとおりになります。(マルコの福音書11章24節より)
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