<本文と拓本>文字32(1519+32=1551)
高宗纂祖(高宗は祖を纂ぎ)、更築精宇(更に精宇を築く)。和宮敞朗(和宮は敞朗にして)、遍滿中土(遍く中土に満つ)。真道宣明(真の道を宣明にし)、式封法主(式は法主を封ず)。人有樂康(人に楽康あり)、物無灾苦(物は災苦なし)。
<現代訳>
高宗皇帝は先祖を引き継ぎ、さらに会堂を築き、広い会堂は中国全土に満ちました。真の教えの景教を宣明し、礼拝は景教指導者によって行われます。人は楽しみと安らぎを受け、物は災難がありません。
<解説>
高宗皇帝の時代について要略し、景教の働きにより中国は平安であったと記します。
※ 参考文献
『景教—東回りの古代キリスト教・景教とその波及—』(改訂新装版、イーグレープ、2014年)
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