中国家の教会指導者、「強制休暇」から解放

　中国当局によって３週間以上にわたって「強制休暇」させられていた中国の家の教会指導者夫妻が２９日、解放された。

　解放されたのはバイク・チャン・ミンサン牧師とその妻であるシェ・フェンラン氏。２人は北京五輪が始まる２日前の先月６日より、中国当局から「強制休暇」させられていた。解放後、バイク牧師は中国支援協会（ＣＡＡ）代表のボブ・フー氏に対して、拘束期間中は拘束地が４回移動し、常に１５人から１６人の政府関係者によって警備されていたと語っている。

　同協会によれば、当局側はバイク牧師を北京から追放した理由として、「バイク・チャンがアメリカ人と会い、北京オリンピックの調和を破壊した」ためとしている。２人は解放されたが、パラリンピックが終わる１６日まで北京市内に入ることは禁止されている。

　同協会はこれまで２人の解放を呼びかけ約５万人の著名を集めており、今週中にもワシントンＤＣにある中国大使館へ提出する予定だという。