【CJC=東京】教皇ベネディクト十六世は8月6日、教会は若年層に秘跡を授ける際に寛容になるべきだ、と語り、イエスも同じようにしたことを認めた。CNS通信が報じた。
教皇は夏季休暇の滞在先である北伊ブレッサノーネの大聖堂で、聖職者約400人と非公開の会合をした際に発言したもの。バチカン(ローマ教皇庁)広報局のフェデリコ・ロンバルディ局長がバチカン放送とのインタビューでやりとりを明らかにした。
聖職者から出された六つの質問の一つが若年層に対する司牧的配慮に関するものだった。教皇は、秘跡の授け方に幅広い対応が必要だと指摘、キリストによって示されたいつくしみ深い姿勢を想起した。
「教皇は、『私はこのことに関し、かつてはより厳しかったが、キリストの例にならい、成熟し確固とした信仰がなくても、教会での交わりを望む心がかすかにでもあるならば、それを歓迎するようになった』と語った」、とロンバルディ局長は明らかにした。