世界ボクシング機構(WBO)世界スーパーフライ級王者の井上尚弥(22)が、相模原青陵高校(当時・新磯高校)時代に同級生だった咲弥(さや)さん(21)と今月1日に結婚していたことが分かった。日刊スポーツ紙が4日伝えた。
同紙によると、2人は約7年間交際してきたが、1日午前に神奈川県の座間市役所に婚姻届を出したという。井上は同紙に「高校を卒業したときから結婚すると思っていた。正式に夫婦になって負けられない気持ちもさらに増した」などと語った。
アマチュアボクサーの父を持つ井上は、小学1年でボクシングを始め、中学3年の時に第1回全国U−15大会で優秀選手賞を受賞。模原青陵高校入学後は、1年時にインターハイ・国体・選抜の三冠を達成、2年時には世界ユース選手権でベスト16入りし、初出場した全日本アマチュア選手権で準優勝を果たした。3年時にはインドネシア大統領杯で金メダルを獲得し、世界選手権にも出場。国内ではインターハイ、全日本選手権など、高校生初のアマチュア7冠を達成した。
高校卒業後は、大橋ボクシングジムに入門。2013年8月、国内最短タイ記録となる4戦目で日本ライトフライ級王座を獲得。同年12月には、東洋太平洋ボクシング連盟(OPBF)東洋太平洋ライトフライ級王座獲得。翌14年4月には、世界ボクシング評議会(WBC)世界ライトフライ級王座を獲得した。さらに、同年12月にはWBO世界スーパーフライ級王者の王座に輝いた。
しかし、WBO世界スーパーフライ級王座獲得戦で井上は右拳を痛め、この1年は治療に専念。今月29日に復帰戦として、有明コロシアムでフィリピンのワーリト・パレナス(32)と対戦。初防衛に挑む。