スズキは15日、コンパクトSUV(スポーツ用多目的車)の新型「エスクード」を発売した。新型エスクードは、ジムニーやエスクードで培ってきた本格四輪駆動車やSUVとしての資質を受け継ぎながら、伝統のスズキSUVスタイルのデザインを継承。取り回しの良いボディーサイズながら、ゆとりある前席空間と十分な荷室スペースを確保している。
ハンガリーの製造子会社「マジャールスズキ」で生産し、自社ブランドの輸入車として、日本では15日から発売。今年1月から生産を開始しており、欧州などでは既に「VITARA(ビターラ)」名で発売している。
メーカー希望小売価格(消費税8%込み)は、2WDで212万7600円、4WDで234万3600円。燃費は2WDで18・2キロ/L、4WDで17・4キロ/L。エンジンは、直列4気筒DOHC1・6L。
スズキは、新型エスクードの主な特徴として、1)コンパクト&スタイリッシュなSUVスタイル、2)ゆとりの室内と積載性を実現したパッケージング、3)欧州で鍛えた走りと独自の四輪制御システム「ALLGRIP(オールグリップ)」による優れた走破性の実現、4)先進安全技術とロングドライブをサポートする機能、の4つを挙げている。年間の販売目標台数は1200台。
一方、従来モデルとなる直列4気筒2・4Lのエンジンを搭載したモデルは、「エスクード2・4」と車名を改め、継続販売される。