テキサス州グレープバイン市のエド・ヤング牧師率いるフェローシップ教会の信者達が、イースターの活動の一部として16日、1万7千平方フィート(約1579平方メートル)という巨大なイエス・キリストを描いたチョーク画を制作した。
「イースターは常に祝いと内省と再生の時です。私たちの教会の駐車場に描いたこの巨大なチョーク画は、多くの人々と繋がって、このイースター週間の意味を思い出すための素晴らしい手段です」と、2万人の同教会を率いるヤング牧師はこのイベント前に語った。
「このメッセージは明らかです。イエスが全てだということです!!」と、ヤング牧師は自身のフェイスブックに書いた。「肖像画はできました。歴史は作られました。あとは今年のイースターにイエスの物語を伝えるだけです」
この作品は全部で6700のチョーク画でできていると、教会関係者はNBC5ニュースに語った。
「教会は地球上で最もクリエイティブな組織であるべきだと思います。退屈であってはなりません。平凡であってはならないのです」とデリック・ボノット氏。「イエスとはどのような存在で、神はどのような存在なのか、物語を伝える新しい方法を常に考え出さなくてはなりません。この作品が人々の関心を集めて、もっともっと知りたいと思ってもらえれば嬉しいことです」
チョーク画は、ヤング牧師が描いた下絵を下敷きにしており、「アート・オブ・イースター」というフェローシップ教会の今年のイースター活動の一部として行われた。
ヤング牧師は、これまでに米ニューヨーク・タイムズ紙のベストセラーとなった『Sexperiment』など14冊の著書があり、フェローシップ教会の信者を惹きつけるクリエイティブな説教をすることで知られる。過去には羊やライオンなど生きた動物をイースターの説教に使ったこともある。
2012年の「ワイルドな」説教シリーズで、ヤング牧師はキリンや像などの動物に加え、ライオンと羊を使って、「神の子羊」と「ユダ族の獅子」というイエス・キリストの2つの役割を表現した。
このシリーズは議論を呼び、ダラスに拠点を置くWFAAテレビニュース局は、フェローシップ教会がこれらの動物を使用する許可を得ていないと主張。一方、教会側はこの主張を否定した。
「私たちは動物の使用を禁止されているわけでは断じてありません。イースター礼拝の前に電話しましたが、そのときは許可を得る手続きそのものが整っていませんでした。イースター礼拝後、市と協力してこの手続きを進めています」とヤング牧師はそのときに主張し、彼自身は「他に類を見ないほどの動物好き」だという。
またフェローシップ教会は今年、クライド・ウォレン公園にて、第2回目となる「公園の聖金曜日」というイベントを開催し、ヤング牧師のイースター特別メッセージ、ライブミュージック、聖餐式、子ども用アクティビティを盛り込んだ。