■聖霊様の力を受けましょう!
聖霊のバプテスマを受けて後、状況は変わって行きました。2週間後には、職場で私の後釜二人が決まりました。その人たちは忠実に働き、私は2カ月後に職場を辞めることができました。
それから数カ月後には結婚して、さらに神学校に行く道が開かれました。やがて教会のスタッフとして働くことになり、その後、スタッフの立場から、今では牧師として働くという扉が開かれて行きました。これは、主が開いてくださった扉です。これらのことはすべてどこからスタートしていったのかというと、私が主に自分をささげ、また聖霊の力を受けた時からです。そこから主は扉を開いてくださいました。
今日、皆さん。私たちはこの聖霊様の力を受け取りましょう。でも皆さんはこのように思うかもしれません。「いやいやいや。私は聖霊様に満たされるような人間じゃない」「本当に問題だらけ、罪だらけ、弱さだらけ。こんな私が神様に必要とされるわけがない」。でもガラテヤ1章15節に「けれども、生まれたときから私を選び分け、恵みをもって召してくださった方」とあるように、主は御言葉で何度も繰り返し、恵みによって私たちを召すと言っています。
その恵みとは一体何でしょうか。それは、受けるべきじゃない者に与えられる特別な祝福です。恵みとは、ふさわしくない人に与えられる、ありえない神様からの行為のことです。自分は本当にふさわしくないと思うなら、あなたこそ神様からの恵みを受けるのにふさわしい存在なのです。
だからこそ、今日、イエス様の御名にあって大胆に主の前に進み出て、神様の恵みを受け取りましょう。問題があるかもしれません。チャレンジがあるかもしれません。そして、罪の中を歩んでいるかもしれません。でもそれを解決してからではなく、解決するために主の前に行きましょう。そうするなら、主ご自身が解決の道を与えてくださるのです。
今日がその時なのです。
■日本こそリバイバルにふさわしい国!
主が何度も聖書の中で語っています。日本という国を思う時、私たちはある意味ふさわしくないと思うのです。
「日本は本当にリバイバルにふさわしくない」とよく聞きませんか。「日本は本当に教会が小さすぎる」「日本のクリスチャンは本当に弱すぎる」「本当に日本は神様の救いとかリバイバルからほど遠い国だ」「宣教師の墓場だ」とかいろんなことを言われます。
でも皆さん。よく考えて下さい。恵みとは、ふさわしくない者に与えられるもの。日本がもしリバイバルにふさわしくないのであれば、日本がもし主の救いにふさわしくないのであれば、主の目から見たら、日本こそリバイバルにふさわしい国なのです。日本こそ神様の恵みを受け、日本こそ全地に主の栄光を輝かせるのにふさわしい国なのです。
これから全世界の人々が日本に対してひとつのことを語ります。私はこのことを信じてあらゆる場所で告白し続けているのです。それは、あのカナの婚礼の中でイエス様が最初に行った奇跡です。誰も期待していなかった水を、イエス様は喜びのぶどう酒へと変えられたのです。それを飲んだ世話役が何と言ったでしょうか。「こんなに良いものを最後まで取っておいたなんて!」とそのように言ったのです。
皆さん、これから全世界が日本に対してこのようなことを言うようになります。「こんなにすばらしいリバイバルが最後の最後の時代に取っておかれたなんて!」「こんなに大いなる神様の計画が最後の最後の最後まで、まだあったなんて!」。必ず人々が日本のことを見てその言葉を口にするようになります。
それはどこから起こって行くのでしょうか。それは、ここにいる私たちから起こって行くのです。神様による変化は、いつも内側から外に向かって起こっていきます。リバイバルはあなたの内側から、私たちの心の中から、腹の奥底からスタートしていくのです。
皆さんこそリバイバルの種であり、これから誰も見たことのない大きなリバイバルを担って行く器となるのです。今、本当にそのことがスタートしていることを覚えて感謝しましょう。さあ、主の前にともに進み出て行きましょう。
●このコラムは、CFNJ(クライスト・フォー・ザ・ネイションズ・ジャパン)聖書学院発行の「CFNJ NEWS」(2013年6・7月号)から転載しています。YFN(ユース・フォー・ザ・ネイションズ)2013のメインスピーカーとして富田慎吾牧師が語ったメッセージです。YFNで語られたメッセージは、全て無料で視聴することができます。YFNのホームページ(外部リンク)にアクセスしてください。
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富田慎悟(とみた・しんご)
新宿シャローム教会のユースパスターとして複数の礼拝をリードし、現在は24時間365日の祈りの家「SHOP(Shinjuku House Of Prayer)」のディレクターも務めている。また、日本各地の若手の牧師達と祈りのネットワークを持ち、日本各地で祈り会を行っている。
CFNJ(クライスト・フォー・ザ・ネイションズ・ジャパン)聖書学院
1985年4月にチャールズ&ダイアン・グリコ夫妻により、教派を越えたすべての神に仕えたいと願うキリスト者のための短期聖書学院として北海道に創立された。以来、聖霊に満ちた多くの働き人を送り出し、日本における神の栄光の訪れと「全世界に出て行き、すべての造られた者に福音を伝えよ」の命令を成就するために前進している。
学院は、石狩市の閑静な住宅街の中にあり、自然豊かで雄大な茨戸川に接し、花や緑があふれる静かな環境にある。学生が充実した学院生活を送れるように、専用のホールを設置した校舎をはじめ、インターネット接続を完備した図書室、専用の音楽室、児童ミニストリーのためのキッズホール、独身寮、家族寮など最適な環境を用意している。
■外部リンク:CFNJ聖書学院ホームページ
YFN(ユース・フォー・ザ・ネイションズ)
1996年、各教会の若者達が自発的に互いに呼びかけ、教会間の違いを乗り越え、一致して働いていこうと企画された事から発足した。その後、CFNJ聖書学院の覆いの元で札幌を中心とした北海道の諸教会と協力、一致して、若者主導の力強い青年キャンプを毎年企画している。
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