元ヤクザで牧師の進藤龍也氏が15日、4冊目となる著書『立ち上がる力』(いのちのことば社)の出版記念イベントを都内で行った。少年院や一般の講演会での自身の講演録をまとめた内容だ。出版の動機について、「一教会の牧師が、教会ではなくて学校やロータリークラブ、商工会議所、ボランティア団体、ダルク、少年院、刑務所といった一般の講演会場において何を話しているのかということを伝えたかった」と話した。
進藤氏は、前科7犯の元やくざで3度目の服役中に回心した。神学校卒業後、母親が経営していたスナックを利用して日曜礼拝を行う一方、刑務所に服役している受刑者との面会や文通を続けている。現在、岡山刑務所の外部協力者特別面接員を務めている。これまでに『人はかならず、やり直せる』(中経出版)、『極道牧師の辻説教』、『未来はだれでも変えられる』(ともに学研パブリッシング)を出版し、様々なメディアに取り上げられた。
『立ち上がる力』では、数多くある中から厳選された4つの講演録がまとめられている。場所や聞き手によって話し方は変わっても、イエス・キリストの福音を命懸けで伝え続ける伝道者の姿が刻まれている。クリスチャンが読んでも面白いが、伝道には最適だ。価格は1260円。全国のキリスト教書店で販売されている。アマゾンでも購入可能。