教派を超えた地域教会の伝道協力の橋渡しをする連絡団体「総動員伝道」(姫井雅夫代表、東京都千代田区)が恒例の夏のトラクト配布伝道を今年、島根半島の東端にある島根県美保関町で実施することがわかった。
「総動員伝道」は毎年の夏、厳しい暑さの中、全国家庭文書伝道協会(東京都新宿区)と連携して、教会のない地域を選び、同協会から無償で提供されるトラクト、書籍、カセットテープ等を全家庭に配布している。ここ数年は三重県でトラクトを配布し、昨年は日本基督教団鈴鹿教会の依頼を受けて7月24日から28日までの5日間、三重県鈴鹿市で3日間にわたり5000軒にトラクトを配布した。
姫井師は「何とかして全ての人に福音を伝えたいという思いで(トラクト配布を)毎年続けている。飛行機に乗って空からビラ配りとは行かないが、地べたをはいつくばって山の中から田んぼの中まで、一軒残らず福音を伝えたい」と熱意を語っている。現在、姫井師は、美保関に近い市町で宿泊場所を提供してもらえる教会を探している。
配布には姫井師ら総動員伝道関係者2人以外に、姫井師の知人で韓国・ソウルにあるダウン教会日本語集会の牧師と青年5、6人が毎年参加している。日本宣教に重荷を持つ同教会からの参加希望者は毎年10人以上いるが、移動の都合上5人前後としているという。
活動内容や宿泊場所の提供に関する問い合わせは総動員伝道事務局(電話03・3291・5035、FAX03・3291・5266)まで。