世界の福音派青年指導者が世界宣教のために集うローザンヌ青年指導者大会が24日から30日にかけてマレーシアのクアラルンプールで開催され、世界110カ国から500人以上の青年指導者が集まり、世界宣教の現状を分かち合った。
大会では宣教学の専門家や現地出身者らにより南半球における福音の爆発的伝播が報告され、ブラジル、中国、バングラデッシュ、ナイジェリアなどで現された神のわざについて述べられた。ジェイソン・マンダリック氏の発表では福音が世界人口の増加と同様のスピードで宣べ伝えられており、イスラム教のペースト比べると2,3倍になっているという。
最も速いペースで宣教が進められている国はモンゴルであるとした発表に、大会参加者が驚く場面も見られるなど、これまで国際的に共有されることのなかった、各国の宣教の事情を分かち合われた。
大会は時間を延長して世界宣教のために参加者全員が祈る祈祷会を追加。貴重な機会を有効に使うため参加者が夜遅くまで話しこめるよう深夜営業の喫茶店が設けられるなど、主催者のローザンヌ委員会は宣教のために神に献身する若者に期待を込めた。
次世代の宣教を担いキリスト教界の指導力発展させるため、協力ネットワークを作るために集まった25歳から35歳の参加者は、神の業への驚きと感謝にあふれ賛美の声を上げた。
ローザンヌ運動はスイスで1974年に開催されたローザンヌ会議に端を発する。当時会議には世界各国から2500人の福音派を代表する指導者が集まり、宣教のために共同の宣言を発表。現在までに多数の組織を作り、世界宣教の国際超教派協力のために力を尽くしている。