韓国・ヨイド純福音教会会長趙ヨンギ牧師の後継者に内定した李ヨンフン牧師(52、ロサンゼルス羅城純福音教会主任)の送別会が11月29日、米国ロサンゼルスのJJグランドホテルで開催された。
李師は世界75万人の会員を擁する純福音教会の次期会長候補として今月中にも韓国入りし、趙師らによる特別訓練を受ける予定だ。
韓ギヒョン牧師(LA教会協議会会長)は送別会の席上、あいさつの中で「協議会副会長として仕えた李師が、韓国と世界の宣教に大きく用いられる働き人となるように願う」と李師を激励した。これに対し李師は「移民牧会を通してたくさんのことを学んだ」と感謝の意を明かした。
李師は国外宣教、ヨイド国際神学研究院院長を経験。次期会長選でも、趙師が強調する「三重(三拍子)の祝福と聖霊の働き」を神学面から支えるなど、候補者中最も宣教、学術の両面で貢献していることが好感材料となった。李師は韓国・延世大神学部を卒業後、ウエストミンスター神学校(修士課程)、テンプル大(博士課程)で学んだ。
以下は、韓国クリスチャントゥデイ紙による李師との一問一答。
◇今後の計画は
教会の霊的な回復と宣教共同体の連合のために力を注いでいきたい。聖霊運動を神学的に体系化して、魂の救いに益となる影響を与えたい。何よりも、韓国の聖霊100周年を継承する役割を担っていきたい。
◇羅城純福音教会の後任者は
招聘委員会がまもなく選考を終える。招聘と承認の手続きは年内にも終わるだろうと予想している。 後任が決まり次第、引継ぎのためにもう一度ロサンゼルスを訪問する予定だ。 個人的には移民教会について熟知し、教会を霊的に成長させることのできる牧会者が与えられればと思う。
◇ロサンゼルスで1年4カ月奉仕をしたが、移民牧会を経験した感想を
移民神学と移民牧会は非常に重要だ。教会内や教会間で葛藤と争いも多い。信徒にも、家庭内や子どもの養育でさまざまな問題に苦しむ方々を見てきた。教会がそのような人々を癒やす場になるべきだ。教会には、人々を幸せな人生へと導く使命がある。