日本の諸教会と韓国オンヌリ教会(大韓イエス教長老会統合派)がともに手を取り合って開催するノンクリスチャン対象の大規模伝道プロジェクト「ラブソナタ2007」の福岡大会が先月30日、福岡サンパレスで開催された。当日は会場の定員数を上回る2300人以上が参加。メイン会場に入りきらなかった数百名が別室に設けられた巨大スクリーンでイベントを観賞した。当日は韓国から来日したゲストや韓流スターたちが歌やダンスなどのパフォーマンスを披露。イベントの最後には韓国オンヌリ教会主任牧師のハ・ヨンジョ師がメッセージを伝えた。この日、日本人と韓国人が主イエスキリストの愛のもとに一つになり、神を賛美した。
関係者の話によると、今回ラブソナタ福岡大会を通してイエスを受け入れることができたのは97人。イベント終了後に回収された「決心者カード」には、参加者たちの思い思いのメッセージがつづられていた。日本CGNTVによると、「クリスチャンがあんなに有名になれることがすごいなと思いました」、「一つひとつのプログラムが礼拝だと感じました。聖霊というか、心から賛美している姿が素晴らしいと思いました」、「聖霊の御働きでこの街にも新しいスタート、新しい展開があるものと信じています」、「まずは牧師先生たちの意識が変えられて違った伝道ができるようになってほしいです」などの声が寄せられた。
ある関係者は、ラブソナタの魅力の一つがコンサートのような熱い雰囲気にあると語る。「ラブソナタには司会者のような人が存在せず、まるでみなが主役のようでした。一人ひとりが聖霊に満たされて神さまを賛美しました。今までの伝道集会とは雰囲気が全く違ったので新鮮さを感じましたし、聖霊の働きを感じました」。その場ではゲストも講演者も観客もみな神の愛のもとに心一つになり、御霊による一致を体験した。
圧巻だったのはメッセージを伝えたハ・ヨンジョ師だ。同師は現在人口透析を受け続けている病の身。にもかかわらず、自らを奮い立たせ、聖霊に満たされてメッセージを伝えた。日本宣教は同師の長年の夢だった。それが今年ようやく成し遂げられようとしている。「日本を救いたい」と心から願う同師の熱き思いが参加者らの胸に深く突き刺さった。
ラブソナタ福岡大会の事務局が設置されていたフルゴスペル福岡教会(福岡市・金エシュルン牧師)では、大会後もオンヌリ教会の奉仕者たちから学んだ1対1の弟子訓練を実施していく方針。1対1で指導者が信徒を教育し、互いに祈り合いながら生活面でも信仰生活の面でも支えあっていく。個人と個人の関係を強化し、互いに切磋琢磨しあいながら信仰の成長を目指すのがオンヌリ教会の教育体系だ。一方、今まで同教会で活動してきた韓国人奉仕者たちは、7日土曜日に韓国へ帰国していったという。
ラブソナタに参加したノンクリスチャンの中にはすでに教会に通い始めた者もいるという。オンヌリ教会が福岡の地に蒔いた種は、確かにいま、人々の心の畑で新しい芽を現し始めている。九州にある教団・教派を超えた一つひとつの教会へ、いま聖霊の風が吹き始めた。
日本CGNTVによると、集会後オンヌリ教会主席副牧師のラ・ジュンソク師は、「沖縄・福岡の集会を見ると、これから大阪、東京、仙台、札幌の集会の中で聖霊の台風がより激しく吹くと予想されます。感動と歴史がより大きくなるのではないかと期待し、確信しています」と語った。