警察庁は6日、11月の自殺者数(速報値)は前年同月比9・6パーセント増の2765人で、1月から合計で2万9105人となったと発表した。合計は前年同期と比べて1252人減っているものの、これまでのペースで行けば1998年以降、13年連続で3万人を超える見込みだ。
1月から11月の自殺者の内訳は、男性が2万499人、女性が8606人。都道府県別では東京が最多の2693人で、大阪1898人、神奈川1682人と続いている。
自殺者が後を絶たない現状を受けて政府は、自殺対策のチームを発足し、ハローワークなどで悩みを抱える求職者の心の相談に応じる体制を充実させるなど対応に乗り出している。