日本国際ギデオン協会全国会長をはじめ、日本のキリスト教会における数々の要職を務めて今年1月に死去した信徒伝道者の鈴木留蔵氏を追悼する「鈴木留蔵氏追悼記念宣教大会」の世話人会が31日、東京都千代田区のお茶の水クリスチャン・センターで開かれた。大会は5月2日午後1時半から、東京都新宿区のウェスレアン・ホーリネス教団淀橋教会で開催される。この日は18人の世話人が出席し、大会実行委員会の組織案と当日のプログラム案を承認した。
大会は2部構成で、第1部は追悼セレモニー、第2部は宣教大会が行われる。大会会長の泉田昭氏(日本キングス・ガーデン連合会長)は、鈴木氏のスピリットとして「もし福音を宣べ伝えなかったら、私はわざわいに会います」(Iコリント9:16)の聖句を紹介し、「(鈴木氏の)スピリットを共有して宣教していきましょう」と第2部の宣教大会開催の趣旨を説明した。
大会名誉顧問には衆議院議員で日本基督教団牧師の土肥隆一氏、名誉会長に羽鳥明氏(財団法人太平洋放送協会名誉会長)、実行委員長に峯野龍弘氏(ウェスレアン・ホーリネス教団淀橋教会主管牧師)が就任。日本聖書協会をはじめ、太平洋放送協会、日本CBMC(基督者実業人会)、ワールド・ビジョン・ジャパンなど36団体が共催する。
鈴木氏は1910年、山形県生まれ。1949年、基督聖協団女川教会で入信。基督聖協団名誉顧問・同理事、同信徒会長、同二代目主管者(理事長)代務、日本国際ギデオン協会全国会長、日本CBMC名誉会長、日本福音学校理事長、国際福音神学校理事長、朝餐会全国連合会長、日本信徒前進宣教会任委員会委員長、第5回首都圏キリスト教大会実行委員長など、数多くの要職を歴任。国家晩餐祈祷会などを創始し、信徒の立場で日本のキリスト教界前進のために尽力した。