十人のツァラアトに冒された人がイエスに出会った。…イエスはこれを見て言われた。「行きなさい。そして自分を祭司に見せなさい。」彼らは行く途中できよめられた。そのうちのひとりは、自分のいやされたことがわかると、…引き返して来て、イエスの足もとにひれ伏して感謝した。彼はサマリヤ人であった。そこでイエスは言われた。「…神をあがめるために戻って来た者は、この外国人のほかには、だれもいないのか。」それからその人に言われた。「立ち上がって、行きなさい。あなたの信仰が、あなたを直したのです。」(ルカ17:12~19)
今日の聖書箇所のポイントは、10人癒やされたのにイエス様に感謝を伝えに戻ってきたのは異邦人であるサマリヤ人一人だけだったことです。同邦のユダヤ人は誰も戻らなかった。当時の生活の律法はしっかり守っていたが、神様との関係、霊的な関わりを回復し、命の造り主、癒やし主に立ち返ることができませんでした。
私たちは、神様との正しい交わりを持って癒やされるための3つのポイントを確認しましょう。
1. イエス様との関係に立ち返ること
祭司の所へ行く途中で癒やされたことに気付いた病人のうち、9人は癒やされたことを喜び、祭司に見せに行きました。しかし、たった一人だけがイエス様に、癒やされたことを感謝し賛美するために戻ってきました。私たちも、自分の病が癒やされるという現象だけを求めるのではなく、命の与え主、癒やし主であるイエス様に出会えることを感謝したいと思います。9人は、病気が治って喜んで終わりました。しかし、一人は喜んでイエスに立ち返ったのです。イエス様に立ち返り、イエス様との関係を持ち続けることを喜びたいと思います。
2. イエス様に常に感謝すること
最近の私たちは、人の批判はしても、感謝やお礼をすることが少なくなっていると思います。そもそも罪人であった私たちがイエス様の十字架によって救われたのです。イエス様に感謝しましょう。癒やされた一人は、ツァラアトが癒やされたことを感謝し、救い主イエス・キリストに、そしてキリストを遣わされた神の癒やしの恵みを感謝しに戻ってきたのです。私たちが忘れてはならないのは、癒やしてくださるのはイエス様であるということです。イエスに感謝し、イエスを賛美しながらさらに大きな恵みを頂きましょう。
3. 信仰によってさらなる恵みに満たされる
イエス様は戻ってきたサマリヤ人に「あなたの信仰が、あなたを直した」と言って、彼の信仰を認めてくださいました。しかし、他の9人には信仰が育っていませんから、次の問題の時には、またイエス様が必要です。私たちもイエス様に立ち返り、小さな信仰があることを認めていただきましょう。そのことが私たちの人生に恵みの循環を起こし、祝福を継続させる約束となります。小さくても信仰があれば、イエス様を呼び求めるとき、必ず応えてくださいます。その恵みを頂こうではありませんか。常にイエス様につながり、感謝、賛美をもって過ごしてまいりましょう。
◇