Skip to main content
2026年6月24日22時50分更新
クリスチャントゥデイ
メールマガジン サポーターのご案内
メールマガジン サポーターのご案内
Facebook Twitter
  • トップ
  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
  • 記事一覧
  1. ホーム
  2. 文化
  3. 映画

ルカ福音書の例話がモチーフ、映画「種をまく人」 障がい者のいる家族の葛藤の先に見える希望

2019年11月8日09時36分
  • ツイート
印刷
関連タグ:ルカによる福音書障がい東日本大震災
ルカ福音書の例話がモチーフ、映画「種をまく人」 障がい者のいる家族の葛藤の先に見える希望+
© YosukeTAKEUCHI

新約聖書の「ルカによる福音書」にあるイエス・キリストの例え話をモチーフにした映画「種をまく人」が30日、東京の池袋シネマ・ロサで公開される。精神病院を退院した男性が、弟家族を訪れ幸せな一時を過ごすも、ある事件により状況が一変。元精神疾患者への偏見や、障がい者のいる家族たちの苦悩や葛藤を通して、「生きるとは何か」という根源的な問いを投げ掛ける。

本作の着想は、オランダの名画家ゴッホの苦難に満ちた人生と、竹内洋介監督が東日本大震災の被災地で見た一輪のひまわりから得たという。ゴッホは気難しい性格で、同居していたゴーギャンとはトラブルを起こし、37歳の若さで自死した。その一方で、ゴッホの良き理解者であった弟テオとその家族とは、心を砕いた交流をした。そうしたゴッホの姿の根底には、若き日に聖職者を目指し、ベルギーの炭鉱地帯で貧しい人々に寄り添いながら伝道した経験があった。

竹内監督はこうしたゴッホの生涯から、代表作「種をまく人」は、ミレーの同名作品のオマージュではなく、ルカによる福音書8章4~8節に描かれた世界を投影したものだと考えるようになったという。同箇所には次のように記されている。

大勢の群衆が集まり、方々の町から人々がそばに来たので、イエスはたとえを用いてお話しになった。「種を蒔く人が種蒔きに出て行った。蒔いている間に、ある種は道端に落ち、人に踏みつけられ、空の鳥が食べてしまった。ほかの種は石地に落ち、芽は出たが、水気がないので枯れてしまった。ほかの種は茨の中に落ち、茨も一緒に伸びて、押しかぶさってしまった。また、ほかの種は良い土地に落ち、生え出て、百倍の実を結んだ。」

ルカ福音書の例話がモチーフ、映画「種をまく人」 障がい者のいる家族の葛藤の先に見える希望
© YosukeTAKEUCHI

映画のもう一つのキーであるひまわりは、2011年夏、友人と共に被災地を訪れた竹内監督が、津波により荒れ果てた地で目にしたものだった。誰かが植えたのか、波に流された種が自生したのか、どうしてそこに咲いていたのかは分からない。しかし、殺伐とした被災地に咲く一輪のひまわりとの出会いが、竹内監督の心に何かを残したという。

そしてもう一つ、映画で重要な要素となるのが、ダウン症の少女の存在だ。竹内監督はその後、被災地訪問の半年後に生まれたダウン症の姪との出会いを与えられる。この姪の存在が、竹内監督に何とも言えない幸福感を与えた。「彼女の屈託のない笑顔はまるで天使のようで、本当に周囲を明るく照らすのです。彼女の無垢(むく)な心、その笑顔に触れるたび、障がいとは何か、個性とは何かを考えさせられます」

聖句をモチーフにしているものの、作品中に聖書を読むようなシーンはない。しかし、これまでに作品を観た人々からは、クリスチャンはもちろん、ノンクリスチャンからもキリスト教の精神が映像に現れていると評価する声が上がっているという。

カトリックのジャーナリストである松沢直樹さんは、次のように評している。

罪を犯した知恵(主人公の弟の長女)をかばい、弟の家族を守るために光雄(主人公)は沈黙を貫いているのである。拘束されて引き連れられる時に見せる光雄の表情は、まるで人々の罪を背負って茨の冠を被り、処刑場へ連れられるキリストのようだ。

竹内監督は、本作が自身初の長編映画ながら、ギリシャの第57回テッサロニキ国際映画祭で日本人として史上3人目となる最優秀監督賞を受賞。また、主人公の弟の長女役を演じた竹中涼乃(すずの)は当時11歳で、同映画祭の最優秀主演女優賞を史上最年少で受賞した。さらに、その他にもさまざまな国際映画祭に出品され、ロサンゼルス・アジア・パシフィック映画祭ではグランプリを含め4冠を獲得している。

ルカ福音書の例話がモチーフ、映画「種をまく人」 障がい者のいる家族の葛藤の先に見える希望
© YosukeTAKEUCHI

<あらすじ>

3年ぶりに精神病院を退院した高梨光雄(岸建太朗)は、弟の裕太(足立智充)の家庭を訪れる。光雄は、裕太、義妹の葉子(中島亜梨沙)、そして2人の娘である姉の知恵(竹中涼乃)と、妹でダウン症の一希に囲まれて穏やかな時間を過ごす。その夜、知恵にせがまれた光雄は、被災地で見たひまわりについて語る。知恵はその光景を思い浮かべながら、太陽に向かって咲くひまわりと、時折ふと空を見上げる愛らしい一希の姿とを重ね合わせるのだった。

明くる日、知恵は光雄と遊園地に行きたいと嘆願する。裕太と葉子は快諾し、娘たちを光雄に預ける。しかし幸福な時間も束の間、光雄が目を離した間に一希に思わぬ不幸が訪れる。そして知恵の犯した「罪」により、光雄と裕太の家族の間、そして裕太と葉子の間に亀裂が入っていく。あらぬ疑いをかけられた光雄は社会的にも非難を受け、裕太の家を後にする。悲しみの中、ひたすらひまわりの種をまき続ける光雄。しかし、絶望の中にある知恵と裕太が最後にたどり着いた結論の先には、かすかな光が――。

■ 映画「種をまく人」予告編

■ 映画「種をまく人」公式サイト

関連タグ:ルカによる福音書障がい東日本大震災
  • ツイート

関連記事

  • 映画「一粒の麦」山田火砂子監督インタビュー、日本初の女医・荻野吟子の生涯描く作品に込めた思い

  • 震災を「一家族の崩壊と再生」というメタファーで描いた傑作「ひとよ(一夜)」

  • 反キリスト的だが、キリスト者として避けられない問題を突き付ける劇薬映画「ジョーカー」

  • 「祈りのちから」のケンドリック兄弟最新作「オーバーカマー」が初週3位 2週で興収20億円超

  • 4つの国際映画祭で受賞「僕はイエス様が嫌い」 23歳の新鋭、奥山大史監督インタビュー

クリスチャントゥデイからのお願い

皆様のおかげで、クリスチャントゥデイは月間30~40万ページビュー(閲覧数)と、日本で最も多くの方に読まれるキリスト教オンラインメディアとして成長することができました。この日々の活動を支え、より充実した報道を実現するため、月額1000円からのサポーターを募集しています。お申し込みいただいた方には、もれなく全員に聖句をあしらったオリジナルエコバッグをプレゼントします。お支払いはクレジット決済で可能です。クレジットカード以外のお支払い方法、サポーターについての詳細はこちらをご覧ください。

サポーターになる・サポートする

人気記事ランキング

24時間 週間 月間
  • 救世軍清瀬病院が来年3月末で閉院、診療は今年11月下旬めどに終了

  • Gゼロ時代の津波石碑(10)【久保有政氏に聞く】仏教とキリスト教のつながり(前半) 山崎純二

  • 旧統一協会の解散命令が確定、最高裁「必要でやむを得ない」 特別抗告を棄却

  • 日本キリスト教海外医療協力会、新会長に柳澤理子氏 椙山女学園大学教授

  • 日ごとのパンを求めて―ジョージ・ミュラーの生涯(6)フランケの「孤児の家」

  • 神学の限界と突破口(5)第1章 主な論争と解決─「聖霊論」の論争 三谷和司

  • 「重要な希望のしるし」 世界教会協議会のピレイ総幹事、米イラン覚書を歓迎

  • ワールドミッションレポート(6月24日):メキシコ カルテルと伝統の狭間で─暴力に耐えるキリストの弟子たち

  • ワールドミッションレポート(6月23日):東アフリカ 迫害国家への「逆流」─帰国者とアフリカ人宣教師③

  • ワールドミッションレポート(6月19日):インドのムンダス族のために祈ろう

  • 国旗損壊罪の創設に反対、日本キリスト教協議会が声明

  • Gゼロ時代の津波石碑(10)【久保有政氏に聞く】仏教とキリスト教のつながり(前半) 山崎純二

  • 旧統一協会の解散命令が確定、最高裁「必要でやむを得ない」 特別抗告を棄却

  • 聖書原語への招き─霊に燃え、主に仕えるために(11)パン種の譬えで示す神の国 白畑司

  • 救世軍清瀬病院が来年3月末で閉院、診療は今年11月下旬めどに終了

  • 神学の限界と突破口(5)第1章 主な論争と解決─「聖霊論」の論争 三谷和司

  • 両足に6本の指持って生まれた少年、キリスト教慈善団体の医療支援受け走れるように

  • トランプ氏のイラン戦争と移民政策、福音派で評価二分 否定的回答が半数超える

  • 「世界難民の日」 ワールド・ビジョンが8カ国で調査 子ども守る「自立」の重要性訴え

  • 中国当局、秋雨聖約教会の礼拝を摘発 信徒33人を拘束

  • 国旗損壊罪の創設に反対、日本キリスト教協議会が声明

  • 米メガチャーチがビーチで洗礼式、過去最多の2552人が受洗

  • 着工140年以上のサグラダ・ファミリア、主塔「イエスの塔」完成 NHKが特番

  • 「聴く隣人のいるところ」 キリスト教高校の1年間が伝える「自由とは何か」問う大切さ

  • 日本人に寄り添う福音宣教の扉(250)未信者とセカンドチャンスに潜む大きな課題 広田信也

  • 神学の限界と突破口(4)第1章 主な論争と解決─「贖罪論」の論争 三谷和司

  • 戦後のキリスト教ブームの中で生まれた口語訳聖書、今にも生きるキリシタン時代の聖書訳

  • 聖書全巻の翻訳、800言語で完成 飛躍的に加速する聖書翻訳

  • 「祈りなくしてリバイバルは起こらない」 日本リバイバル同盟が創立30周年

  • 「ありがとう」か「あたりまえ」か 佐々木満男

編集部のおすすめ

  • 「今、求められているのは、慰めと癒やし」 能登被災者支援でゴスペルコンサート

  • 「祈りなくしてリバイバルは起こらない」 日本リバイバル同盟が創立30周年

  • 芥川賞作家の鈴木結生氏らが登壇、青山学院大学で口語訳聖書刊行70周年記念講演会

  • 四国の教会が教団教派超え一致 「愛と希望の祭典・四国」閉幕、延べ3千人以上が参加

  • 「あなたの人生は、必ずよみがえる」 第63回首都圏イースターのつどい

  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
Go to homepage

記事カテゴリ

  • 教会 (
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
    )
  • 宣教
  • 教育
  • 国際 (
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
    )
  • 社会 (
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
    )
  • 文化 (
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
    )
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム (
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
    )

会社案内

  • 会社概要
  • 代表挨拶
  • 基本信条
  • 報道理念
  • 信仰告白
  • 編集部
  • お問い合わせ
  • サポーター募集
  • 広告案内
  • 採用情報
  • 利用規約
  • 特定商取引表記
  • English

SNS他

  • 公式ブログ
  • メールマガジン
  • Facebook
  • X(旧Twitter)
  • Instagram
  • YouTube
  • Threads
  • RSS
Copyright © 2002-2026 Christian Today Co., Ltd. All Rights Reserved.