「キリストの教えを受け入れることによってこそ、最も純粋な愛国心が生まれ、社会的信頼に実直に応えられるようになり、最もいい意味での市民権が育まれる」(『100人の聖書』102ページ参照)
これは、アメリカ合衆国の大統領を務めたグロバー・クリーブランドの言葉です。彼は、歴代米国大統領の中でただ1人、連期ではない2期大統領を務めた人物であり、また、ただ1人、ホワイトハウスで結婚式を挙げた人物でもあります。アメリカ合衆国第22代、24代大統領です。
キリストの教え(聖書に書いてある教えのことです)を受け入れることによってこそ、社会的信頼に実直に応えられるようになると、彼は語っているわけです。今日、このコラムで同じことをお伝えしたいです。「聖書の教えを受け入れるならば、良いことがある!」ということを。
仮に、詐欺師の話を受け入れてしまったら大変なことになりますね。オレオレ詐欺の電話を受け入れて(だまされて)しまったら、一瞬にして大金を奪われてしまいます。結婚詐欺の男を受け入れてしまったなら、金品を奪われ、また心身ともに傷ついてしまいます。
つい最近(9月)、「トリガール」という映画を見てきました。主演は女優の土屋太鳳(たお)さんでしたが、この映画と聖書がどう関係があるかはさておき、結構笑える映画でした。(もう上映されていないはずですので、見ていない方はいつかDVDをレンタルしてくださいね)
土屋太鳳さん演じる鳥山ゆきなという女子大生が、大学の人力飛行サークルに入り、琵琶湖のてっぺん(?)を目指すというストーリーです。流されて流されて周囲に流されっぱなしの生き方をしてきた鳥山ゆきなは、あるイケメン男子大学生の言葉をそのまま受け取ってしまい、その男子大学生(先輩)が所属するサークルに入ってしまうという話です。
結果から言えばハッピーエンドなので、この映画では女子大生鳥山ゆきなの人生に何のアクシデントも生じませんが、もしそのまま受け入れた言葉が詐欺師や犯罪者の言葉だったなら、大変な目に遭ってしまいます。
私は詐欺師でもありませんし、皆さんのことをだますつもりはまったくありませんが、この際、篠原元にだまされたとでも思って、聖書の教えを受け入れてみませんか。聖書には、いろいろな教えが書いてあります。例えば、「裁いてはいけない」とか「父と母を敬え」とか「寝床を汚すな」とか、とにかく、重要な教えが書いてあるのです。
それは、皆さんを幸せにするためです。皆さんの人生がさらに良くなるためです。米国第22、24代大統領を務めたクリーブランドが言うように、聖書を受け入れることによってこそ社会の信頼に実直に応えられる偉大な人物となれるのです。
篠原元にだまされたと思って、聖書を買って読んで、その教えを受け入れて生きてみませんか。「なんで?」という教えもあったり、「その通りだネ!」という教えもあったり、「?」ということも書いています。初めは、3つの聖書の教えを受け入れて、今日から新しい歩みを始めてみることをお勧めします。
(1)「裁いてはいけない」
「なんで?」と思わるかもしれません。答えは、「裁く(さばく)と砂漠(さばく)状態になる」からです。冗談ではありません。他人を裁いているときの心の状態と、他人を認め、他人の良いところを評価してあげているときの心の状態をぜひ確かめてください。自分の心で意識して試すとよく分かるはずです。HAPPYなのはどっちでしょう。
(2)「父と母を敬え」
「その通りだネ!」と思う方と「ふざけんなっ!」と思う方に分かれてしまうかもしれません。ただし、両親を敬うことによる幸せ、そして赦(ゆる)すことによる幸せは半端ないものですよ。試してみてください。
聖書では、両親を敬うことが長生きにつながるとも書いてあります。長生きしたければ、両親を敬えばいいということです。
(3)「寝床を汚すな」
「?」かもしれません。なにも、ベッドや布団を汚してはいけないよ、とは言っていません。ベッドに傷をつけてはダメだよとか、布団にしわがあっちゃダメと言っているのではありません。
聖書は、不純な性的関係で寝床を汚れたものとしてはいけないと言っているのですね。「愛しているなら」とか「いろんな人とやらないと相性が・・・」とか「誰としても自由でしょ」と現代では言われ、また多くの人がそう考えています。
しかし、聖書は「愛しているから」といって自己の欲望のために相手の体を求めるような偽りの愛を教えません。聖書が教える本当の愛とは、愛しているからこそ相手の体や精神の尊さを認めて、結婚まで待つというものです。そして、ちゃんと結婚後は楽しむのです。
現代の常識や周囲の声や意見を受け入れるならば、結果は1つです。自分の身を汚すことになります。自分の体を多くの異性(同性)の性欲のはけ口にさせることになります。将来の配偶者への裏切り行為ともなります。将来結婚したときに、いろいろな経験を思い出すことになります。
「古っ!」とか「今どきありえないっつーの!」と思われるかもしれませんが、聖書の教えは、「性的関係(肉体交渉)は結婚した、夫婦の間のみ」です。この教えを受け入れるときに、皆さんは将来の配偶者に対しても今から正しく歩め、また自分の体を本当に清い状態に保てるのですね。
将来の奥さん、旦那さんと堂々と結婚できますね。堂々と、結婚後に夫婦で交わることができます。そして、将来生まれてくる子どもたちからの信頼に実直に応えることができます。堂々と、子育て、そして教育ができるわけです。
今日から、聖書の教えを受け入れて、新しい生活を始めませんか。篠原元にだまされたと思ってでも、聖書を買って読んで、始めてみてください。まずは、上の3つの聖書の教えから始めてみてください。素晴らしい人生の変化は、簡単なことから始まります。
生き方をチョコッと変えることによるはずです。上の3つ、今日から試してみませんか。試すのに必要なのは決心と、少しの勇気です。そして、試せば「聖書の言っていること正しい!」と分かります。さあ、トライしてみませんか、今日から!
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【書籍紹介】
篠原元著『100人の聖書』
本書を推薦します!
「他の追随を許さない数と挿話」
――奥山実牧師(宣教師訓練センター[MTC]所長)
「牧師の説教などに引用できて便利」
――中野雄一郎牧師(マウント・オリーブ・ミニストリーズ)
「聖書に生きた偉人たちの画廊」
――峯野龍弘牧師(ウェスレアン・ホーリネス教団淀橋教会)
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