「長崎の教会群とキリスト教関連遺産」の世界遺産本登録を民間レベルで推進しようと昨年12月に設立された、特定非営利活動法人(NPO法人)「世界遺産長崎チャーチトラスト」が15日、長崎県庁で設立会見を開いた。長崎新聞が同日伝えた。
同紙によれば、同法人は、福地茂雄・アサヒビール相談役(長崎大経済学部出身)を理事長に、県内の大学学長や元文化庁課長、カトリック長崎大司教区のほか観光・経済関係者ら20人で構成。構成資産の整備・保存のための基金設立、同資産の価値の啓発、地域活性につながるツアーの企画などを行う。
さっそく16日から22日までは、同県長崎市浜町の百貨店でパネルや画像を用いた資料展を開催する。福地理事長は、「人々が何度も訪れたくなるような長崎にしていきたい」(同紙)と意気込みを語った。