香川県は17日、同県東部の東讃(とうさん)保健所管内の小学校で、ロタウイルスが疑われる感染性胃腸炎の集団発生が確認されたと発表した。
発表によると、13日に小学校から感染性胃腸炎の集団発生が疑われる事例の報告があった。東讃保健所が調査した結果、食中毒ではなく通常の活動内で感染が広まったとみられ、採取した5検体(感染者の便)全てからA群ロタウイルスが確認されたため、17日にロタウイルスが疑われる感染性胃腸炎と判明した。
有症者は、ピークとなった13日時点で児童79人と職員1人の計80人に上り、16日時点でも児童51人と職員1人の計52人が、腹痛、嘔吐(おうと)、発熱、下痢、吐き気などの症状を訴えている。学校では学校医および保健所との連携のもと、感染拡大防止に向けた対応を進めている。
ロタウイルスによる感染性胃腸炎は、例年3月から5月にかけて0〜6歳ごろの乳幼児を中心に流行する。感染力が非常に強く、ごく少量のウイルスが体内に入るだけでも感染するため、集団生活の場では特に警戒が必要とされる。潜伏期間は2〜4日で、大人は軽症で済むことが多い一方、乳幼児は重症化しやすい。
香川県は予防策として、トイレ後や食事前の手洗いの徹底、調理器具の消毒のほか、食品を十分洗うことや、二枚貝を調理する場合は十分な加熱を呼びかけている。また、便や嘔吐物を処理する際は使い捨てのマスク・手袋・エプロンを着用し、汚れた衣類や多くの人が触れる場所は次亜塩素酸ナトリウムで消毒するよう勧めている。乳幼児の重症化予防には、定期接種のロタウイルスワクチンも有効としている。
なお、アルコール消毒はロタウイルスには効果がないため注意が必要。












