長野県塩尻市の自宅で2021年、妻の希美(のぞみ)さん(当時47)を殺害したとして、殺人罪に問われていた元県議の丸山大輔被告(51)の上告について、最高裁は13日、棄却する決定をした。これにより、懲役19年を言い渡していた1、2審判決が確定する。
時事通信が1、2審判決を基に伝えたところによると、丸山被告は県議だった21年9月29日、自宅で希美さんの首を何らかの方法で圧迫し、窒息死させた。
丸山被告はアリバイがあると主張し、一貫して無罪を訴えてきた。しかし、1審の長野地裁の裁判員裁判は24年12月、丸山被告がかつて不倫関係にあった女性と復縁したいと考え、殺害に及んだと認定。信越放送の当時の報道によると、坂田正史裁判長は判決理由で、「冷酷かつ凶悪な犯行として相当厳しい非難に値する」と指摘。求刑懲役20年に対し、懲役19年を言い渡した。
その後、2審の東京高裁は25年10月、弁護側が求めた新たな証拠の採用を認めず、1審の判決を不服とした丸山被告の控訴を退ける決定をした。
丸山被告が逮捕されたのは、事件から1年2カ月後の22年11月だった。信濃毎日新聞によると、事件当夜は長野市の議員会館に滞在したと周囲に話していたが、警察は丸山被告の車が事件当夜、北信方面と中信方面を往復していたことを示す電子データを把握。立件に向けて内偵を続け、逮捕に踏み切ったという。
丸山被告は15年に長野県議に初当選。自民党県連に所属し、19年には2回目の当選を果たし、事件当時は2期目の現職県議だった。自民党県連は逮捕後の22年12月、除名処分としている。












