愛知県稲沢市消防本部は10日、勤務時間中に自作のボードゲームをしたり、部下に参加を強要するハラスメントを行ったりしたとして、40代の男性消防士長を地方公務員法第35条(職務専念義務)違反などで、停職1カ月の懲戒処分とした。処分は9日付。
稲沢市消防本部の発表によると、勤務時間中に自作のボードゲームを行っていたのは、消防士長を含めた消防職員10人。中には50代の消防司令もおり、戒告の処分とした。
この他、残りの8人のうち6人は文書訓告、2人は消防長口頭注意の措置とした。また、管理監督者責任として、当時の直属の上司も消防長口頭注意の措置とした。
毎日新聞によると、消防士長は2024年7月から25年1月までの約半年、仮眠時間を含む勤務時間中に自作のボードゲームへの参加を同僚らに強要。ボードゲームは、トランプやしりとりなどのルールを模したもので10種以上あり、消防士長が白紙に文字を書くなどして全て自作していたという。
金銭のやり取りはなかったとされるが、最も多い職員で計14回、延べ35時間参加していた。参加していた職員1人が1月に報告して発覚したという。
朝日新聞によると、消防士長はボードゲームをしていたことを隠すため、業務日報に虚偽の記載をするよう指示も出していた。また、問題発覚時には口裏合わせもしていたという。
中日新聞によると、稲沢市消防本部は問題発覚後、ハラスメント防止に関する要綱に基づき、弁護士2人と市人事課職員1人によるハラスメント防止委員会を設置し、調査を行っていた。












