ウェスレアン・ホーリネス教団淀橋教会(東京都新宿区)の峯野龍弘元老牧師が新著『愛(アガペー)による全面受容と心の癒しへの道』を出版した。自身の主催する「アガペー・ファミリー・ケア・センター」(AFCC)で、月に1度開催するセミナーのために執筆してきた文章をまとめた。
昨年6月、53年間にわたって務めた淀橋教会主管牧師の任を解かれ、元老牧師となったことを機に、本書の出版に着手した。在任中、AFCCの働きを通して、不登校やひきこもり、非行などに悩む多くの親子の回復に寄り添ってきた。
あとがきでは本書について、「生涯を通じて教会の一牧師として心と体と霊魂の全人的ケアに当たる中で、(中略)祈りの内に示され、聖書に教えられ、実践してくる中で体験して来た、いわば霊的体験知の集積」と語っている。
峯野牧師は、問題行動を起こす青少年を「心傷つき病んでいるウルトラ良い子」と独特の表現で語る。「純粋にして鋭敏かつ卓越した天与の感性」の持ち主である子どもたちが、ごく幼いうちから「世俗的価値観によって造成された枠組み」を強要されることによってストレスを蓄積させ、さらに後天的なトラウマに遭遇した結果、精神が破綻してしまうというのだ。
その回復には、「病的治療としての癒し」ではなく、人間性の本質に根差した「真の人間性の回復並びに人間関係復元の結果としての癒し」が必要だという。そのため本書の内容も、単なる方法論やテクニックではなく、親子双方の人間性そのものの変革にこそ、その本質があるとしている。
「これに共感し、自らこの『癒しの王道と法則』に則(のっと)って実践してみようと、心底思われる方々がおられるなら自己責任をもって、本気で実践してみて頂きたいのです。事実そうした方々によって、どれだけ多くの『癒される道なし』、『改善の余地なし』、『生涯変わることがない』と諦めていた人々とその家庭に、希望と慰めと癒し、そして何よりも喜びと幸せな人間関係と愛に満ち溢(あふ)れた家庭生活が訪れて来たことでしょう。是非それを皆さんにも、確実に体験してほしいのです」(あとがきより)
■ 峯野龍弘著『愛(アガペー)による全面受容と心の癒しへの道』(2026年3月)

















