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花嫁

花嫁(34)平和を実現する人々は幸い 星野ひかり

2025年10月2日13時14分 コラムニスト : 星野ひかり
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花嫁(34)平和を実現する人々は幸い 星野ひかり+

世界中で今日も争いは続いている。平和など、地球全体を見渡したら歴史の中には存在せず、いつもどこかで争いが起こっている。そのような世界においても、わずかにでも日々の生活で「平和を実現する人」になれるだろうか。

平和を実現する人々は、幸いである、その人たちは神の子と呼ばれる。(マタイ5:9)

「平和を実現する人々」は、平和がどれほどに難しいか知っているのではなかろうか。己の罪性をよく知っているのではあるまいか。争いや殺りくをわがこととして、己の深い罪性に向き合い、血を流すほどに戦うことの大切さが、聖書にも書いてある。

あなたがたは、罪と取り組んで戦う時、まだ血を流すほどの抵抗をしたことがない。(へブル12:4)

「自分は平和の側にいる」と思っていたら、いつの間にか、正義という観念のとりことなってしまい、自分が正しいかのような錯覚に陥り、立場が逆転していることもあり得る。

今も争いを起こしているのは、誰かを追い詰めているのは、私たちと違う悪人ではなく、私たちと同じ人間である。私たちは神様の救済を必要とする、愚かで、あわれな罪びとでしかない。だからこそ日々、神様と己の罪と向き合いながら、私たちは歩んでいる。

正しく生きようと思うほどに、真面目に生きようと思うほどに、ばかを見ることも多いこの世界である。詩編にも、信仰者が敵にあざ笑われる、苦しみの叫びが刻まれている。

ずるがしこく、権力にうまく立ち回り、存在感を増す人たちがあふれている。そんな中で、実直に、地道に、時に笑われようと誠実に生きることは、難しいことだ。

そんな生き方を貫いた姿が、イエス様の御跡にも、迫害の中を歩んだ使徒の道のりにも刻まれている。・・・共に歩める友もわずかかもしれない。分断の大きな時代にあり、友のいない信仰者もいるかもしれない。しかし、同じ空の下には、同じ苦しみを共にしている世界中の信仰の兄姉たちがいる。

私もわずかでも「平和を実現する人」になりたい。神様に対して誠実に、夫と猫たちと暮らす小さな家を守り、近くに住んでいる義父母に対して、教会で与えられる奉仕に対して「平和を実現」してゆきたい。

心の傷の深さから、人を憎いと思う心も消えず、投げやりな心もなかなかなくならない者であった。そんな私に、神様は大きな恵みを下さった。足の状態が良くなり、毎日ヨガができるようになった。

固くなった体でも、ポーズを真剣に取ると、神様からの愛のように、体に喜びが走る。霊と肉と魂が一つになるのを感じられるまで、目を閉じ、体の呼吸に集中する。この肉体は、私たちの幸せのために創造されたことを感じる。決して傷つけ合うためのものであってはならないのだ。

戦争からは目をそらしたい・・・。それはひょっとしたら、自分の罪性が見えるからなのかもしれない。怒りや憎しみは、世界中で、そして私たちの心の中で燃え盛っている。神様、どうかこの罪深いわれわれをあわれんでください。イエス様の十字架が、今も天に掲げられているようである。

(絵・文 星野ひかり)

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◇

星野ひかり

星野ひかり

(ほしの・ひかり)

千葉県在住。2013年、友人の導きで信仰を持つ。18年4月1日イースターにバプテスマを受け、バプテスト教会に通っている。同年より、クリスチャントゥデイで連載を始める。これまでの掲載作品は、「のりぼと神様」(18年)、「はっつぁんとかおる姫」(同年)、「背徳の街のマリヤ」(19年)、「み使いダニエル」(20〜21年)、「さくら時計」(21〜22年)、「すみれ時計」(22年)、「小菊時計」(同年)、「夜明け前」(22〜23年)、「花嫁」(24年〜)。

■ 星野ひかりフェイスブックページ
■「花嫁(9)白百合の願い」で取り上げた星野ひかりの石鹸はこちら

※ 本コラムの内容はコラムニストによる見解であり、本紙の見解を代表するものではありません。
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