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南部バプテスト神学校評議員会「牧師は男性のみ」と決議 サドルバック教会への応答か

2022年10月21日14時48分
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関連タグ:南部バプテスト連盟(SBC)南部バプテスト神学校アルバート・モーラーサドルバック教会リチャード・ランド
南部バプテスト神学校評議員会「牧師は男性のみ」と決議 サドルバック教会への応答か+
牧師は男性に限定すべきだとする内容の決議文を全会一致で採択した南部バプテスト神学校(米ケンタッキー州)の秋期評議員会=13日(写真:同神学校のフェイスブックより)

米最大のプロテスタント教団である南部バプテスト連盟(SBC)に加盟する神学校の評議員会が、男性のみが牧師になれるという学長の姿勢を支持する決議文を採択した。SBC加盟教会で国際的に知られるサドルバック教会(カリフォルニア州)が昨年、女性牧師3人を任命したことに対する間接的な応答とみられる。

決議文を採択したのは、SBC加盟神学校6校の中でも最も歴史がある南部バプテスト神学校(ケンタッキー州)の評議員会。13日に開かれた秋期評議員会で、男女両者の神学的訓練を続けるよう奨励する一方、牧師は男性に限定すべきだとする内容の決議文を全会一致で採択した。

発表(英語)によると、決議文には以下のように書かれている。

「南部バプテスト神学校は教会の奉仕のために男女両者を卒業させるが、男性のみに牧師の役職と機能、および称号を保有させると明記された信念をもって神学教育を継続するよう、経営陣と教授陣に奨励することを本評議員会は決議します」

決議文は、SBCの公式の信仰表明「バプテスト・フェイス&メッセージ」(英語、BF&M)の作成にも携わり、牧師は男性に限定されるとしている同神学校のアルバート・モーラー学長の姿勢を称賛している。

モーラー氏は18日、自身のツイッター(英語)に評議員会の決議に対する支持を投稿し、評議員らの働きに「感謝」していると述べた。

「南部バプテスト神学校の評議員会は先週、重要な声明を発表しました。牧師は機能と職務の両面において男性に限定されると聖書が定義しているとする決議文を全会一致で採択したのです。(このことは)SBCの加盟教会が、BF&Mの中で告白している通りです」

サドルバック教会は昨年5月、リズ・パファーさん、シンシア・ペティーさん、ケイティ・エドワーズさんの女性3人に按手(あんしゅ)礼を授け、SBC内で論争を巻き起こした(関連記事:米南部バプ連、女性に按手礼授けたサドルバック教会の加盟資格を審議へ)。BF&Mには、「牧師職は、聖書によって資格を与えられた男性に限定される」と書かれているためだ。

サドルバック教会で3人の女性牧師誕生、約40年の歴史で初
按手礼を受けるサドルバック教会の女性3人。(写真:同教会のフェイスブックより)

モーラー氏は当時、サドルバック教会の女性牧師任命は「聖書に反する」ばかりか、SBCの信仰と協働の基盤を揺るがすものだと非難する論説(英語)を執筆していた。

「これらの動きはもはや対立や議論といったものではなく、SBCの信仰と協働の確かな基盤を再定義し、再構築しようとする試みです。神学上の問題は2000年にSBCがBF&Mの中で明確かつ正確に語ったときから変わっておらず、さらに言えば、聖書は今までもこれからも変わりはしません」

SBCの中には、サドルバック教会を除名するよう求める声もあった。

しかし、加盟教会がSBCの基準を遵守しているかを調査する資格審査委員会は、6月の年次総会で、サドルバック教会に関する決定を延期すると発表した。

資格審査委員会のリンダ・クーパー委員長は年次総会で代議員らに次のように説明した。

「BF&Mで述べられている牧師職という文言が意図することに関して、異なる見解があることを認識し、サドルバック教会に関して勧告する準備がまだ整っていないという結論に達しました。

主任牧師や長老、監督(主教・司教)といった機能は、聖書によって資格を与えられた男性に限られるという信条を加盟教会の大多数が持っているというのが、資格審査委員会の一致した見解であることを皆さんに知ってもらうことが非常に大切だと私たちは感じています。

しかし、主任牧師とは異なる責任と権限を持つ教職のために、牧師という肩書を使用することに関しては、当教団の信条を証明する情報がほとんど見られませんでした」

その上で資格審査委員会は、牧師職の定義を明確にするための検討委員会を設置し、来年の年次総会で報告させることを代議員らに勧告した。しかし、モーラー氏はこの案に異を唱えた。

「もし信仰告白のあらゆる文言を巡って、最終的に検討委員会を設立しなければならないとしたら、私たちは絶望的であり、もはや告白にふさわしい人々ではありません」

アルバート・モーラー
南部バプテスト神学校学長のアルバート・モーラー氏(写真:同氏のフェイスブックより)

モーラー氏がそう述べると、会場からは拍手が湧き起こり、資格審査委員会は検討委員会の設置に関する勧告を取り消すことになった。

モーラー氏は7月、ニューオリンズ・バプテスト神学校学長のチャールズ・ケリー氏、1988年から2013年までSBCの倫理宗教自由委員会委員長を務めたリチャード・ランド氏と共に、「牧師」という文言に対するSBCの理解を明確にする声明(英語)を発表した。3人はいずれも、BF&Mの起草を担った検討委員会の委員で、その注解書やスタディーガイドの執筆にも携わっており、次のように述べている。

「『牧師』という文言がSBCの中で明確だからこそ選ばれたと理解することが重要です。この声明(BF&M)は、男性も女性も教会での奉仕のために賜物を与えられていることを丁寧に是認しています。しかし、牧師の役割は聖書的に定義されており、聖書によって資格を与えられた男性のみが担うべきものです」

※ この記事は、クリスチャンポストの記事を日本向けに翻訳・編集したものです。一部、加筆・省略など、変更している部分があります。
関連タグ:南部バプテスト連盟(SBC)南部バプテスト神学校アルバート・モーラーサドルバック教会リチャード・ランド
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