バイクに長年乗っています。ライダーとして学んできたテクニックに「プッシングリーン」というものがあります。例えば、左のきつめのカーブを曲がるときに、左側のハンドルバーをジワーッと前に押すと、バイクが左側に自然に寝て、きれいに曲がっていきます。
ハンドルを左に押すということは、ハンドルを若干右に切っていることになります。つまり、左に曲がるのにハンドルを右に切っている状態です。これは、後輪を意図的に滑らせてスライドさせ、その滑りの分を補うために逆にハンドルを切る逆ハンとは違います。
聖書でも、プッシングリーンや逆ハンを切るような生き方を勧めています。イエス様は「受けるより与える方が幸いである」そして「与えなさい。そうすれば与えられます」と教えられました。また、聖書の根幹に流れるメッセージに「ばらまいても、なお富む人があり、正当な支払いを惜しんでも、かえって乏しくなる者がある」(箴言11:24)というものがあります。
「お金を増やしたい」「減らしたくない」と考えてケチになり、正当な支払いを惜しんでも、かえって貧しくなることがあるものてす。しかし、与え、ばらまいているのに、ますます富む人がいます。プッシングリーンをしたり、あるいは、逆ハンで曲がるバイクのようです。
車は四輪あるため、ハンドルを回すだけで普通に曲がりますが、バイクは二輪なので、バランスが崩れたらすぐに転倒したり、事故に遭います。私たちの人生も、二輪のバイクのようにバランスが悪くなると倒れたり、問題に押し潰されてしまいます。神様と共に、神様に導かれて、豊かに与えて豊かに与えられる人生を歩んでいきたいものです。
頭で考えると、豊かに与えたら与えた分だけ減ってしまい、損をして貧しくなってしまうようですが、そうではないのです。逆ハンを切るように、与える人生を選び取っていきたいですね。
素敵な一日でありますように。
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