Skip to main content
2025年12月2日18時49分更新
クリスチャントゥデイ
メールマガジン サポーターのご案内
メールマガジン サポーターのご案内
Facebook Twitter
  • トップ
  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
  • 記事一覧
  1. ホーム
  2. 論説・コラム
  3. コラム
新・景教のたどった道

新・景教のたどった道(49)景教碑頭部のデザインについて(2) 川口一彦

2021年4月12日11時16分 コラムニスト : 川口一彦
  • ツイート
印刷
関連タグ:川口一彦景教大秦景教流行中国碑

景教碑の頭部には幾つかのデザインが刻まれています。

新・景教のたどった道(49)景教碑頭部のデザインについて(2) 川口一彦

第一に炎です。十字の上のデザインは炎と見受けます。これはおそらく聖霊の臨在の炎ではないかと考えます。聖霊は人格者であり、景教文書には、聖霊は神を証しする方と書いてあります。人の罪を焼き尽くし、神の奉仕者へと変えるのが聖霊の働きです。使徒2章3節には炎のような舌が一人一人にとどまったと書かれています(ルカ3章16節も参照)。人を変え、新しい神の力を着せられるのも聖霊です。

南インドの使徒トマス教会のシンボルとして、十字の上に鳥が描かれています。イエスがヨルダン川でヨハネから洗礼を授けられたとき、イエスの頭上に聖霊が鳩のように臨まれたという箇所があり(マタイ3章16節)、鳩を描いたと考えます。

新・景教のたどった道(49)景教碑頭部のデザインについて(2) 川口一彦

続いて十字の各先端の◎についてです。十字の先端には、◎が各3個描かれています。これはおそらく三一の神を表していると考えます。東方景教徒たちは聖書の神を三一と表記し、父・子・聖霊を書くときには三一と表記する箇所が見受けられます。

下の文字は景教碑からの抜粋ですが、父なる神、メシア、聖霊である浄風には、それぞれ三一の文字が書かれています。もう一つは、シリア語(右から書き読みします)とシリア語から漢訳した大秦景教三威蒙度讃の中の文字で、共に父子浄風と表記しています。

新・景教のたどった道(49)景教碑頭部のデザインについて(2) 川口一彦
新・景教のたどった道(49)景教碑頭部のデザインについて(2) 川口一彦

3つ目は、雲のようなデザインです。十字の下側の左右に描かれています。これは何を表現しているのでしょうか。聖書には、神が雲とともに顕現される箇所があり(出エジプト記40章34~38節)、神が顕現されるときの臨在を表現したものと考えます。聖書には他にも、イエスが雲に包まれて天に上げられたとありますし(使徒1章9節)、イエスが再び天から地上に来られるときは、雲とともに再臨されるとも書いてあります(ヨハネの黙示録1章7節ほか)。

このように見ますと、景教徒たちの信仰は聖書に基づいたキリスト中心であり、神認識は三一神信仰であったといえるでしょう。

<<前回へ     次回へ>>

※ 参考文献
『景教—東回りの古代キリスト教・景教とその波及—』(改訂新装版、イーグレープ、2014年)
旧版『景教のたどった道―東周りのキリスト教』

◇

川口一彦

川口一彦

(かわぐち・かずひこ)

1951年、三重県松阪市生まれ。愛知福音キリスト教会宣教牧師、基督教教育学博士。聖書宣教、仏教とキリスト教の違い、景教に関するセミナーなどを開催。日本景教研究会(2009年設立)代表、国際景教研究会・日本代表を務める。季刊誌「景教」を発行、国際景教学術大会を毎年開催している。2014年11月3日には、大秦景教流行中国碑を教会前に建設。最近は、聖句書展や拓本展も開催している。

著書に 『景教—東回りの古代キリスト教・景教とその波及—』(改訂新装版、2014年)、『仏教からクリスチャンへ―新装改訂版―』『一から始める筆ペン練習帳』(共にイーグレープ発行)、『漢字と聖書と福音』『景教のたどった道』(韓国語版)ほかがある。

【川口一彦・連絡先】
電話:090・3955・7955 メール:[email protected]

フェイスブック「川口一彦」で聖句絵を投稿中。また、フェイスブック「景教の研究・川口」でも情報を発信している。

■ 【川口一彦著書】(Amazon)
■ 【川口一彦著書】(イーグレープ)

■ HP:景教(東周りのキリスト教)
■ フェイスブック「川口一彦」
■ フェイスブック「景教の研究・川口」

※ 本コラムの内容はコラムニストによる見解であり、本紙の見解を代表するものではありません。
関連タグ:川口一彦景教大秦景教流行中国碑
  • ツイート

関連記事

  • 新・景教のたどった道(48)景教碑頭部のデザインについて(1) 川口一彦

  • 新・景教のたどった道(47)景教と皇帝(3)唐代の皇帝② 川口一彦

  • 新・景教のたどった道(46)景教と皇帝(2)唐代の皇帝① 川口一彦

  • 新・景教のたどった道(45)景教と皇帝(1) 川口一彦

  • 新・景教のたどった道(44)大秦景教流行中国碑の内容と構成 川口一彦

クリスチャントゥデイからのお願い

皆様のおかげで、クリスチャントゥデイは月間30~40万ページビュー(閲覧数)と、日本で最も多くの方に読まれるキリスト教オンラインメディアとして成長することができました。この日々の活動を支え、より充実した報道を実現するため、月額1000円からのサポーターを募集しています。お申し込みいただいた方には、もれなく全員に聖句をあしらったオリジナルエコバッグをプレゼントします。お支払いはクレジット決済で可能です。クレジットカード以外のお支払い方法、サポーターについての詳細はこちらをご覧ください。

サポーターになる・サポートする

人気記事ランキング

24時間 週間 月間
  • 「神の霊によって、主はこの国を造り替えられる」 日本リバイバル同盟が「祈りの祭典」

  • 聖心女子大学と聖パウロ学園高校が協定締結 共にカトリック系

  • 英国で「路傍伝道者憲章」 相次ぐ街頭説教中の逮捕受け

  • 青山学院と山梨英和学院が協定締結、授業連携など視野に

  • 篠原元のミニコラム・聖書をもっと!深く!!(255)聖書と考える「ふたりエスケープ」

  • 逆境は人生を開く 穂森幸一

  • 主からの “いのちの水” を獲得しよう 万代栄嗣

  • WCC常議員会、中国の公認教会指導者らと会合 発表文書では非公認教会の弾圧に触れず

  • ニカイア公会議1700周年を記念、開催の地で一致求め祈る 教皇や全地総主教らが参加

  • ワールドミッションレポート(12月2日):バヌアツ “In God We Stand” の島々に吹く風

  • 「神の霊によって、主はこの国を造り替えられる」 日本リバイバル同盟が「祈りの祭典」

  • 英国で「路傍伝道者憲章」 相次ぐ街頭説教中の逮捕受け

  • 中国の大型政府非公認教会「シオン教会」の主任牧師ら18人逮捕、最大拘禁3年の可能性

  • 映画「ボンヘッファー ヒトラーを暗殺しようとした牧師」 「信仰と抵抗」の生涯描く

  • 聖心女子大学と聖パウロ学園高校が協定締結 共にカトリック系

  • 日本人に寄り添う福音宣教の扉(236)聖霊による傾聴活動は日本社会を覚醒する(中編) 広田信也

  • 逆境は人生を開く 穂森幸一

  • 青山学院と山梨英和学院が協定締結、授業連携など視野に

  • WCC常議員会、中国の公認教会指導者らと会合 発表文書では非公認教会の弾圧に触れず

  • 主からの “いのちの水” を獲得しよう 万代栄嗣

  • 「神の霊によって、主はこの国を造り替えられる」 日本リバイバル同盟が「祈りの祭典」

  • 英国で「路傍伝道者憲章」 相次ぐ街頭説教中の逮捕受け

  • 中国の大型政府非公認教会「シオン教会」の主任牧師ら18人逮捕、最大拘禁3年の可能性

  • 聖心女子大学と聖パウロ学園高校が協定締結 共にカトリック系

  • 映画「ボンヘッファー ヒトラーを暗殺しようとした牧師」 「信仰と抵抗」の生涯描く

  • 青山学院と山梨英和学院が協定締結、授業連携など視野に

  • 主からの “いのちの水” を獲得しよう 万代栄嗣

  • 逆境は人生を開く 穂森幸一

  • 日本人に寄り添う福音宣教の扉(236)聖霊による傾聴活動は日本社会を覚醒する(中編) 広田信也

  • WCC常議員会、中国の公認教会指導者らと会合 発表文書では非公認教会の弾圧に触れず

編集部のおすすめ

  • 全ての人に福音伝えるための「イエスのモデル」 WEA総会でリック・ウォレン氏が講演

  • 「神の言葉を全ての人に」 日本の聖書普及事業150年で記念式典・レセプション

  • 教団・教派超えて神の平和求める 戦後80年で「日本国際朝餐祈祷会」初開催

  • イエスの統治を祝う祭典「ジーザス・レインズ」が10周年 ラップ賛美など新しい試みも

  • 「聖書を読まなかったら、今の自分はない」 元ヤクザの進藤龍也氏と山崎純二氏が対談

  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
Go to homepage

記事カテゴリ

  • 教会 (
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
    )
  • 宣教
  • 教育
  • 国際 (
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
    )
  • 社会 (
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
    )
  • 文化 (
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
    )
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム (
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
    )

会社案内

  • 会社概要
  • 代表挨拶
  • 基本信条
  • 報道理念
  • 信仰告白
  • 編集部
  • お問い合わせ
  • サポーター募集
  • 広告案内
  • 採用情報
  • 利用規約
  • 特定商取引表記
  • English

SNS他

  • 公式ブログ
  • メールマガジン
  • Facebook
  • X(旧Twitter)
  • Instagram
  • YouTube
  • RSS
Copyright © 2002-2025 Christian Today Co., Ltd. All Rights Reserved.