【CJC】バチカン(ローマ教皇庁)とローマ教区の悪魔払い師(エクソシスト)だったガブリエーレ・アモルト司祭が死去した。91歳。AFP通信によると、イタリアのメディアが関係者の発表として18日報じた。アモルト氏は呼吸器系疾患を患っていた。
アモルト氏は1954年に司祭叙階。間もなくエクソシストの第一人者として知られたカンディド・アマンティーニ司祭に次ぐ立場となり、90年にアマンティーニ氏の後任としてバチカンの主任エクソシストに就任した。
同氏は国際エクソシスト協会(AIE)を設立、2000年に引退するまで会長を務めた。同協会には今日、30カ国で活動する250人のエクソシストが所属している。
バチカンは2014年に同協会を公認したが、教会の中には悪魔払いを疑問視する見方もある。