【CJC】北朝鮮の人権侵害の実情を伝える「北朝鮮人権犠牲者記念館」が6月30日、韓国・ソウル市江南区のカルバリー・チャペル(教会)内で開館した。北朝鮮情報紙「デイリーNK」が報じた。
記念館は、北朝鮮の人々や脱北者を支援する活動をしていた故キム・ドンシク牧師、故ハン・チュンニョル牧師など7人の業績を後世に伝えるために設立された。
キム牧師は2001年に中国から北朝鮮に拉致され、収容所で死亡したと伝えられている。また、ハン牧師は今年4月、中国・吉林省長白朝鮮族自治県にある教会の裏山で遺体となって発見された。
同牧師は北朝鮮の保衛部(秘密警察)の暗殺リストに載っていたことから、北朝鮮当局の関係者に殺害されたとも見られる。
記念館開会式には遺族や脱北者、北朝鮮人権運動の関係者、キリスト教関係者など数十人が参加した。