【CJC=東京】教皇フランシスコは12日、イタリアを訪問中の秋篠宮ご夫妻と、バチカン(ローマ教皇庁)の教皇書斎で約30分間会見した。皇室が教皇を表敬訪問するのは、天皇、皇后両陛下が1993年9月の欧州訪問で、先々代の教皇ヨハネ・パウロ2世と会見して以来。
教皇から「ようこそいらっしゃいました」と歓迎を受けた秋篠宮ご夫妻は、教皇に有田焼の飾りつぼと写真立てを、教皇からご夫妻へは、環境保護への思いを込め、昨年発表した環境問題に関するカトリック教会の重要文書「ラウダート・シ」などを贈った。
別れ際に教皇は「天皇、皇后両陛下や、お子様たちにもよろしくお伝えください」とあいさつ、ご夫妻は「ありがとうございます」と応じた。
秋篠宮ご夫妻は17日に帰国の予定。