箱根駅伝に3回出場した経験のある東京国税局の職員、福山真魚(まお)容疑者(28)が6日、東京都品川区内のマンションなどに侵入し、現金や女性のベルトなどを盗んだ疑いで再逮捕された。福山容疑者はこれまで、強制わいせつ未遂などで逮捕・起訴されており、逮捕は今回で4回目。TBSなどが伝えた。
TBSによると、今回の逮捕容疑は、昨年6〜7月、品川区内のマンションなど数軒に窓を割って侵入し、現金数万円や女性のベルトなどを盗んだというもの。福山容疑者は、ベルトについては盗んだことを認めているが、現金については盗んでいないとし、容疑を一部否認している。
福山容疑者は、品川区内の路上で昨年10月、帰宅途中だった30代の女性に後ろから抱き付き、胸などを触ったとして、逮捕・起訴されている。「欲望を抑えられなかった」などと容疑を認めていた。
上武大学(群馬県高崎市)出身の福山容疑者は、在学中に3回箱根駅伝に出場している。2008年に関東学連選抜で上武大学駅伝部初の箱根ランナーとして出場し、山登りのある5区で、区間3位を記録。翌09年には、史上41校目の出場校として上武大学駅伝部が箱根駅伝に初出場。10年にも上武大学駅伝部として出場した。
上武大学卒業後、社会人になっても実業団で活躍していたという。東京国税局では、横浜中税務署に勤務していた。